ニッポンの大問題

ニッポンの大問題 池上流・情報分析のヒント44 (文春新書)
池上 彰
文藝春秋
売り上げランキング: 21,088

池上彰さんが日本が、そして世界が抱えるいくつかの問題について、と~ってもわかりやす~く解説。
ひろ~くあさ~くです。
ひろ~~く、あさ~~く。
この本を読むことで、興味を持った問題については、自分で詳しく調べてみましょうねという感じでしょうか。

~ もくじ ~

はじめに
第1章 ニッポンの大問題
第2章 トウキョウの大問題
第3章 教育の大問題
第4章 中国の大問題
第5章 アメリカの大問題
第6章 世界のモメゴト大問題
第7章 新興国の大問題
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

昔も今も「昔は良かった」と言い続けていることがわかりますね。
(略)
「昔は良かった」のではなく、「昔はひどかった」のです。道徳を語る政治家や学識経験者は、事実にもとづいて論じてほしいものです。(P105)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

彼女が、それほど美女でなかったら、果たしてこれほどまでに有名になったかどうか疑問に思ってしまうのですが、世の中って、えてしてこういうものですよね。(P261)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2597日)、、、
読んだ本   566冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 131912ページ(1日平均50ページ)

book20140824
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博多の法則

博多の法則 (リンダブックス)
泰文堂
売り上げランキング: 2,561

半分は、そうそう、そげんたい!
半分は、ほぉ、最近はそげんな感じたいね。
福岡を離れて30年以上のおとうさんにはそげな感じばい。
おもろか~。

やっぱ博多弁はほっとするったい。

~ もくじ ~

はじめに
Part1 伝統・文化・観光編
Part2 方言編
Part3 生活・街並み編
Part4 グルメ・食生活編
Part5 芸能・タレント編
Part6 スポーツ編
Part7 学校生活編

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

うるささに
イラついたから
「しゃーしかー」
という

それでも静かに
ならないときは
「せからしかー!」
と一喝する

怒りが爆発すると
「じゃからしかーって
言いよろうが!!」と
怒鳴る(p40)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2597日)、、、
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book20140821
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「ヤー!」という掛け声 at 2006.09.24

他人を攻撃せずにはいられない人

他人を攻撃せずにはいられない人 (PHP新書)
片田珠美
PHP研究所
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自分のことは棚に上げ、他人を攻撃している人は、どういう心理で他人を攻撃するのか。
そうした人のターゲットになって心身ともにボロボロにされてしまう人はどういう特性を持っているのか。
心理学的に解明します。

他人を心理的に追い詰めて壊していくその手口は巧妙で、とても恐ろしい。
いつ自分の身にふりかかるか、わからない。

しかし、ターゲットになってしまった人が逃れる術が、、、
相手のことをよく観察し、なぜ自分のことを攻撃しているのかを知ることで、いたずらに自分を責めたり罪悪感を抱いたりせずに、やりすごす、
というのは、なんとも心もとない。
もちろん、自分を責めたり罪悪感を抱いたりしなくなることで気分的にはずいぶん楽になるだろうけれど、
結局、やりすごすしかないのか、、、

最近、こうした攻撃的な人が増えているような気がするけれど、実際のところはどうなんでしょうか?
昔は表に出なかっただけかもしれない。

~ もくじ ~

第1章 「攻撃欲の強い人」とは
第2章 どんなふうに壊していくのか
第3章 なぜ抵抗できなくなるのか
第4章 どうしてこんなことをするのか
第5章 どんな人が影響を受けるのか
第6章 処方箋-かわし方、逃げ方、自分の守り方
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

つまり、正義と悪はわれわれの中では表裏一体なのであり、自分になにかやましいこと、負い目を感じていることがある人ほど、他人を攻撃してスッとする快感に浸ろうとするのである。(P139)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

「一度だまされたら、だました者の恥、二度だまされたら、だまされた者の恥」という格言もある。(P164)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2596日)、、、
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book20140820
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泡沫候補

(038)泡沫候補: 彼らはなぜ立候補するのか (ポプラ新書)
藤岡 利充
ポプラ社
売り上げランキング: 100,026

マック赤坂さんをはじめとする泡沫候補は、当選するどころか、供託金300万円を没収されることになるのに、なぜ何度も立候補するのか。
ドキュメンタリー「映画『立候補』」の監督が泡沫候補の方々を追う。
凡人の私には理解できない。
やっぱり金持ちの道楽じゃないのか、、、

マック赤坂さんの息子さんの醒めたコメントにほっとする自分がいる・・

~ もくじ ~

まえがき
第1章 泡沫候補との出会い
第2章 政見放送
第3章 泡沫候補たちの独自の戦い
第4章 マック氏の暴走
巻末特別対談 川上量生×藤岡利充「政治家と泡沫候補者を分かつものとは何か」
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

おそらく世の中を変えようとするために必要な知識量を、ひとりの人間が得ることは、もはや無理だと思うんですよ、複雑すぎて。そうすると、逆説的ですけど世の中を変えていくのは根本的に「わかってない人たち」ですよね。世の中を変えられると「勘違いしている人」たちですよ。(P214)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2591日)、、、
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読んだページ 131533ページ(1日平均50ページ)

book20140815
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はじめて読む人のローマ史1200年

はじめて読む人のローマ史1200年(祥伝社新書)
本村 凌二
祥伝社
売り上げランキング: 7,845

暗記が苦手なので、歴史や地理、とくに世界史が苦手だったおとうさんとしては、映画「テルマエ・ロマエ」を見なかったなら、この本を手にすることもなかっただろうと思います。
とてもわかりやすいローマ史の本なのですが、、、
カタカナの名前がいっぱいでてきて、えー、だれがだれだかわからーーん、と、やはり、おとうさんは苦手です。。。
ただ、ローマ帝国というものに対する考え方がちょっと変わりました。

~ もくじ ~

はじめに - ローマ史から何を学ぶか
ローマ史を読み解くキーワード
起 - 建国から、カルタゴの滅亡まで(紀元前753~同146年)
承 - 内乱の一世紀から、ネロ帝の自害まで(紀元前146~68年)
転 - 五賢帝から、セウェルス朝の終焉まで(68~235年)
結 - 軍人皇帝から、西ローマ帝国の滅亡まで(235~476年)

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

国家の収入が不足すれば、徴税システムが見直され、増税されるのが自然の流れです。ところが、重税が課せられるようになると、これもどこの世界でも見られることですが、富裕層があの手この手を使って税を逃れるようになり、貧しい者の負担ばかりが増え、いっこうに税収が上がらない負のスパイラルに陥ります。(P302)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

奴隷がいない今の社会では、工夫や改良が自分たちの仕事の効率化に直結するため、日々改良の努力がなされます。古代においては、そういうインセンティブが働かなかったということは、とても重要な指摘です。(P303)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2590日)、、、
読んだ本   563冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 131312ページ(1日平均50ページ)

book20140814
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ジブリの世界を創る

ジブリの世界を創る (角川oneテーマ21)
種田 陽平
KADOKAWA/角川書店
売り上げランキング: 72,394

前半は種田陽平さんがこれまで接してきた数々の映画と、実写映画の美術監督という仕事についての話、これはとても興味深い。
後半はそんな実写映画の美術監督だった種田陽平さんが始めてアニメの美術監督を行なった「思い出のマーニー」についての話。ジブリのアニメは内容はないけど、とにかく絵がきれいという印象でしたが、その理由がよくわかります。
「思い出のマーニー」もとにかく絵にこだわったアニメのようですが、はたして種田陽平さんの手によってこれまでとは異なるジブリ映画が生まれたのか、それともやはりひとつのジブリなのか、、、

~ もくじ ~

はじめに
第1章 スタジオジブリとの出会い
第2章 アニメの世界を創る
第3章 美術監督という仕事
第4章 映画の世界に生きる
特別対談 種田陽平×米林宏昌(「思い出のマーニー」監督)
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

いいものを生み出すには大きなジャンプが必要で、そのジャンプをつくりだすのはプロデューサーの大切な役割の一つではないでしょうか。美術セットはお金がかかるものなので、こちらが勝手に作るわけにはいきません。こちらの企みに「共犯者」として関わってくれるプロデューサーの存在がなければ何も作ることはできないのです。(P31)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

周囲から孤立した監督だけが、オリジナリティ溢れる映画を撮ることができる。映画にとって、孤立はおいしい毒なのです。(P128)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2582日)、、、
読んだ本   562冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 131000ページ(1日平均50ページ)

book20140806
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魔女の世界史

魔女の世界史 女神信仰からアニメまで (朝日新書)
海野 弘
朝日新聞出版 (2014-07-11)
売り上げランキング: 6,304

中世の魔女、そして19世紀末、1970年代、そして現在の魔女ブームを追います。
キリスト教的に「普通」でない女性は全て魔女とされた中世のヨーロッパの人々からみると、現代の女性はすべて魔女ということになりそうです。
実際、そうなのかも?

ただ、この本の著者は、なんでもかんでも魔女にしすぎな感じが、、、

~ もくじ ~

プロローグ 新しき魔女の時代
第一章 世紀末-魔女の図像学の集成
第二章 新しい魔女運動
第三章 ゴス-現代の魔女カルチャー
第四章 新魔女100シーン
エピローグ 魔女カルチャー・シンドローム

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

不思議なもの、なんだかわけのわからないもの、だが気になり、魅せられるものを、私たちは<魔女>と呼んでいるのだ。<魔女>は男にとっても女にとっても説得力のある象徴であり、あらゆる現象について語ることができるのだ。(P183)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはの該当セリフのページ)

宮崎アニメの<少女>は、大人の世界にすでに踏み出していて、その責任を引きうけている。
<魔法少女たち>は、少女の割には、成熟したエロティックな身体を持っているが、大人の問題や事件には関わらない。宮崎アニメの少女は性的には幼いが、頭は大人であり、<魔法少女たち>は身体はませているが、頭はまだ子どもである。(P266)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2578日)、、、
読んだ本   561冊 (1日平均0.22冊)
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book20140802
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モンスターウーマン

モンスターウーマン ~「性」に翻弄される女たち (宝島社新書)
大場 真代
宝島社
売り上げランキング: 126,506

次々といろいろな女性が登場し、自分の「性」について語ります。
この本に登場する女性は両極端の人かもしれませんが、でも別にモンスターなのではなく、普通の女性。
100人女性がいれば、性に対する考え方も感じ方も100通りあるということですね。
それにしても、、、
いろいろ面倒、、、
女性ってたいへんなのね、、、

男の場合はもっと単純なのかも・・

~ もくじ ~

はじめに
第1章 処女もヤリマンも増加 性志向二極化の実態
第2章 セックスでキレイになりたい女たち
第3章 日本の夫婦の7割がセックスレス!? レス大国・日本の行方
第4章 「イケナイ」「濡れない」「感じない」・・・女性を悩ます女性版EDとは
第5章 性器整形にハマる女たち
第6章 ”日本のセックス”はどうなるか
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

自分は他の人と違うと「自分対多数」の比較が原因で、これまで紹介してきた女性のように間違った方向に進むこともある。とはいえ彼女たち皆、間違っているかといえばそうではない。それぞれが最良の選択をした結果がこうした多彩な事例となったともいえるのだ。(P207)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2575日)、、、
読んだ本   560冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 130529ページ(1日平均50ページ)

book20140730
atasintiさんの読書グラフ

劣化する日本人

劣化する日本人 (ベスト新書)
香山 リカ
ベストセラーズ
売り上げランキング: 4,386

さきほどのエントリーではイスラムの方々が日本を尊敬しているという本について書きましたが、その日本は、劣化が進んでおり、目先の自分のことしか考えられない人が増えているというお話。
SNSの普及が人々から考える力を奪っている?
我々の「常識」と若い人たちの「常識」はすでに異なっているという考え方もある。
しかし「薬の効果をよく見せるためにデータを改ざんするのなんて常識じゃん」という世の中にはなってほしくないなぁと思うおとうさんなのでした。

~ もくじ ~

プロローグ-2014年はこれまでと違う時代の始まり
第1章 STAP細胞問題-綺麗な”リケジョ”の強すぎた自己愛
第2章 偽ベートーベン問題-”感動したい、もっと売りたい、目立ちたい”
第3章 パソコン遠隔操作事件-社会への恨みと自己愛の狭間で
第4章 止まらないヘイトスピーチ-公道で「死ね!」「殺せ!」と叫ぶ人たち
第5章 劣化する政治家たち-その発言、公人としてアウトでしょ!
第6章 SNSが日本を滅ぼす!?-性犯罪・いじめ・自殺ち”つながる”ネット社会
第7章 知性の劣化と言論の危機-反知性主義と市場の徹底化はパラレルに進む
エピローグ-「自分さえよければよし」の社会を考え直す
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

「役に立ちたい」は、「認めてもらいたい」という欲求と表裏の関係にある。そういう人たちは時として、なんとか自分を大勢の人に知ってもらうことに夢中になり、いつの間にか「役に立つ」というはじめの目的をわすれてしまうこともある。(P50)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

それがツイッターなどネットの発言では、言いたいことを最後まで書き終えて投稿するまで、受け手の反応はわからない。そこでつい深層心理が露出狂的に暴走しようとし、心のふたがはずれ、ふだんは自分でもうまく隠しているはずの本音、さらにその奥のトラウマに由来した本音までがあふれるように出てきてしまうのである。(P137)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2574日)、、、
読んだ本   559冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 130310ページ(1日平均50ページ)

book20140728
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イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか

イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか (新潮新書)
宮田 律
新潮社
売り上げランキング: 89,623

アメリカべったりのマスコミ報道のせいで、イスラム=テロのような印象をもってしまう日本人が多いけれど、実は親日派の人が多く、日本人は尊敬されているというお話。
もっとも、この本を読めば読むほど、イスラムの方々が尊敬している日本は今の日本ではなく、日露戦争でロシアを破り、アメリカと戦争し、アジアの国々を結果として欧米の植民地から解放した戦前の日本のような気がしてくる。
また、この本の著者はアメリカよりもイスラムに親しみを覚えている親イスラムの方なので、だからこそイスラムの方がたも彼に親しみを感じてくれていると思うし、彼の周りのイスラムの方々は親切なのだと思うので、この本の内容を100%鵜呑みにすることはできない。
しかし、マスコミが伝えるイスラムのイメージもまた偏っているということを知るべきです。

~ もくじ ~

はじめに
第1章 イスラムの人々は義理・人情がお好き
第2章 イスラム世界で接した親日感情
第3章 歴史の中で醸成された親日的心情
第4章 イスラムは暴力的な宗教か?
第5章 遊牧民のもてなし文化
第6章 日本への注文
第7章 中国・韓国との競合
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

だが、援助はただばらまけばよいというわけではない。日本の税金がうまく使われるように監査を行ない、効果的な経済援助を考えて行く。決して政治腐敗の温床になるような支援であってはならないし、国民の福利を考慮しない政府に財政支援を行ない続ければ、日本に対するイメージも低下してしまう。(P178)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2574日)、、、
読んだ本   558冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 130118ページ(1日平均50ページ)

book20140726
atasintiさんの読書メーター