筑摩書房
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病院にも行かず、薬も飲まない、それが一番健康に過ごせて、安らかな死を迎えられる。
医療に関する幻想が、人々を病院漬け、薬漬けにしている。
それを煽っているのは、病院であり、医療関係企業であり、薬品会社であり、マスコミであり、それを鵜呑みにしている患者さんみんなであり、それらをメッタ切り!
と言いたいところだけど、、、
医師が書いた本なので、医師の立場で書かれており、医師に対してかなり甘い表現になっている気がする。
「夜中に子どもの具合がちょっと悪くなったくらいで病院に駆けつけてくるなよ、医師だって忙しいんだから」というようなことが書いてあると、ちょっとこの本も鵜呑みにはできない。
と思ったら、、、
「おわりに」の中で「本書に書いたこともまた、私の経験と思い込みによる”幻想”である可能性もある。」と書いてあった。
これは作者が本の中で、本当のことは一番最後に小さく書いてあるとマスコミを批判していたが、それとまったく同じことをやっているのではないか。
ということで、、、
もう一冊、別の人が書いた似たような本を読んでみることにしました。
~ もくじ ~
はじめに
第1章 薬は効くという幻想
第2章 名医幻想
第3章 診断幻想
第4章 厚労省が増進する幻想
第5章 高齢者の医療幻想
第6章 医師不足幻想
第7章 マスメディアが拡げる幻想
第8章 病院へ行けば安心という幻想
おわりに
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
CMはウソを言っているわけではないが、事実のすべてを言っているわけでもないことを、心に留めるべきだろう。(P66)
~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
高齢者の多くは、病気だと言われたほうが喜ぶらしい。年のせいだと言われたら治らないが、病気なら治る可能性があるからだ。(P82)
これで、、、2007年07月13日以降(2062日)、、、
読んだ本 420冊 (1日平均0.2冊)
読んだページ 96349ページ (1日平均46ページ)