アスキー・メディアワークス
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元JALの海外線パイロットの著者が、いくつもの国に行った自身の経験をもとに「日本人はなぜ足元を見られるのか?」ということについて、お買い物の旅行客も政治家もなぜうまくたちまわれないのかということについて、語った本。
統計的なデータを元にしているわけではなく、あくまでも個人的な経験をもとにした個人的なご意見にすぎませんが、なかなかするどいところをついています。
最後の方に記載の、松下政経塾で教えられた根本的な考えがどのようなものだったのか、そこで学んだ政治家に日本を任せるとどういうことになってしまうのか、
((((;゚Д゚))
ということが、とてもよくわかりました。
民主党に所属しているのか自民党に所属しているのか、あるいは他の団体に所属しているのかで政治家選ぶのではなく、松下政経塾出身かそうでないかで選んだほうがよいのかもしれない。
~ もくじ ~
はじめに
第1章 私たちに足りない「したたかさ」
第2章 したたかさと交渉力が身につかなかった理由
第3章 外国との交渉をうまくやる方法
おわりに
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
日本は車を安全に運転するには文化的にまだ未熟でありながら、車の生産技術は世界でもトップクラスという、なんとも皮肉な状況にあるといえよう。(P80)
~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
救命ボートに誰を最初に乗せるかという時、大人の男たちは女子供から先にと譲るべきとされるが、その理由に、イギリス人は男性に向かって「それがジェントルマンの姿だ」と言い、アメリカ人は「これであなたは英雄になれるよ」、ドイツ人は「それが法律に則る行為だ」という。では、日本人はどうかというと、「皆様そのようにされていますから」と。(P102)
これで、、、2007年07月13日以降(1883日)、、、
読んだ本 374冊 (1日平均0.2冊)
読んだページ 85809ページ (1日平均45ページ)
読書メーター – atasinti