「あたしンち」連載終了の大人の事情?

嘘か真か。。。
読売新聞日曜版に連載されていた「あたしンち」が連載中止になった大人の事情?

低気温のエクスタシーbyはなゆー: 人気漫画「あたしンち」は原発を批判した直後に連載が終了したらしい

誰も騒がなかったけど、読売新聞日曜版で連載してた「あたしンち」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%9F%E3%81%97%E3%83%B3%E3%81%A1
ってマンガ。

テレビアニメにもなったし人気だったんだけど、こっそり消えてたじゃん?

震災後一カ月くらいのときに、主人公の女子高生が、理想の未来を想像してみって言われて「原発のない未来?」とか言うシーンがあった。

それから数回のうちに、連載終了のご挨拶があって、終わっちゃった。

読売新聞って原発推進なので、いかにもありえそうな話。。。

“第二のフクシマ、日本滅亡”と”「反原発」の不都合な真実”

第二のフクシマ、日本滅亡 (朝日新書)
広瀬 隆
朝日新聞出版
売り上げランキング: 444
「反原発」の不都合な真実 (新潮新書)
藤沢 数希
新潮社
売り上げランキング: 278

今回は2冊まとめて。
福島第一原発の事故と放射性物質による被害については、何が真実なのか、よくわかりません。
テレビも新聞も真実を報道しているとは思えません。
そんな訳で「両極端」の本を読み比べてみました。
いますぐ全原発を廃炉にしないと日本全国放射能まみれになり、国外脱出しか助かる道はなくなってしまうという広瀬さんの本と、原子力発電は火力発電よりはるかに安全であり、経済的であり、原子力を利用するしか未来はないと主張する藤沢さんの本。
どちらも、データをもとにそれぞれの主張を行っており、「ふむふむなるほどそうなのか」と読めてしまいます。
これはどうしたことでしょう?
つまりデータを多用する本はあてにならないということです。
データを元に話を展開しているようにみせかけて、実は最初に結論ありきで、その結論に持って行くのに都合のよいデータのみを選んでいるということですね。

なお、広瀬さんの本は、後半はほとんど個人的な感情論です。対して藤沢さんの本は最後まで冷静で理論的なのですが、10年に一度原発事故が起きるとすると補償額はいくらになり・・・50年に一度だと・・・・という感じで、原発事故が起きてもお金で補償すればよいというように読みとれるところはとても賛同できません。たとえ50年に一度でも今回のような事故が起きることはあってはならないことだと思います。お金を払えば済む問題ではありません。

そんなわけで、両極端の本を読んで、ますますわからなくなった原発問題。
二人で討論してくれないかなぁ。。。
もっとも二人で討論したとしても、広瀬さんが途中から感情的になってまともな討論にならなくなってしまいそうな気がするが。。。

~ ”第二のフクシマ、日本滅亡” もくじ ~

序章  次の大事故が迫っている
第一章 六ヶ所再処理工場の即時閉鎖
第二章 全土の原発の廃炉断行と使用済み核燃料の厳重保管
第三章 汚染食品の流通阻止のためのベクレル表示義務づけ
第四章 汚染土壌・汚染瓦礫・焼却灰の厳重保管
第五章 東京電力処分とエネルギー問題
第六章 原発廃止後の原発自治体の保護
あとがき

~ “第二のフクシマ、日本滅亡” なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

保安院は、すでに子供たちから、上から読んでも下から読んでも「ホアンインゼンインアホ」と呼ばれる集団だが、このアホたちが、欠陥原発をつくった原子炉メーカーOBによって乗っ取られていたのだから、何でもあり、という無法地帯である。(P133)

~ ”「反原発」の不都合な真実” もくじ ~

まえがき
第1章 原子力で命を守りたい
第2章 放射線のリスクとは?
第3章 自然エネルギーの不都合な真実
第4章 化石燃料と地球環境問題
第5章 救える命の数は経済の豊かさに比例する
第6章 原子力を理解する
第7章 エネルギーの未来
あとがき

~ “「反原発」の不都合な真実” なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

メディアの商売にとって重要なリスクと、個人の安全にとって重要なリスクは全く別物である、ということは肝に銘じておくべきでしょう。(P47)

 
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1689日)、、、
読んだ本   324冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 73764ページ (1日平均43ページ)

読書メーター – atasinti

鉢呂経産相辞任

うーむ、、、
河野太郎さんのブログ」を読んだ後に、下記の記者会見を見ると、ますます、日本のマスコミが信じられなくなってしまう。。。
確かに軽率な発言はあったかもしれないが、「死の街」発言は、視察した時に感じたままを発言したものだろうし、Twitterを見る限り、むしろ福島県にお住みの方もそれほど問題にしていないようです。むしろ「死の街」化しているのに、それをちゃんと言わない政府に苛立っているようです。また「放射能つけちゃうぞ」発言は、実際はそのようなことを言ってはいないかもしれず、むしろ記者にはめられた感じが強い。
鉢呂大臣は「脱原発」「脱TPP」の態度を見せていたので、そんな鉢呂大臣を邪魔だと思っている人々の何らかの力が働き、マスコミもそれに呼応したと思えてならない、そんな土曜日の夜です。

YouTube – 9.10鉢呂吉雄経済産業大臣辞任記者会見-1

 
関連ブログ
無念の経産相、辞任
by 河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり at 2011.09.11

失言にはきちんと陳謝し、撤回する等の対応が必要だが、失言でやめさせるのではなく、誤った政策でやめさせるべきだ。失言した分を取り返すために死にものぐるいで働いて、正しい、推進するべき政策を進めるほうがプラスが大きい。

今回は、不思議なことに与党幹部からも後ろから鉄砲で撃つ発言があった。

なにか裏があったのだろうか。

鉢呂経産相辞任 記者クラブに言葉狩りされて
by 田中龍作ジャーナル at 2011.09.11

社会人としてもお粗末な連中だが、「藪の中のオフレコ懇」と「言葉狩り」で国務大臣の進退をも左右することが可能なのである。記者クラブが国を滅ぼすことを確信した会見だった。

 小沢一郎氏の例が物語るように記者クラブと官僚の目障りになる政治家は陥れられる。鉢呂氏の場合「脱原発と反TPP」が、記者クラブメディアと官僚の機嫌を損ねていたことは確かだ。

「広報よこはま 放射線特集」に対するTweetのまとめ

「広報よこはま 放射線特集」に対するTweetをまとめてみました。
こんなデマを行政が配布するなんて!
という怒りの声と
こんなものに1,000万円以上の税金を使うなんて!
という怒りの声が。
 

Togetter – 『広報よこはま 放射線特集』に一言

 
My関連エントリー
広報よこはま 放射線特集 at 2011/09/10

広報よこはま 放射線特集


3日ほど前にいろいろと話題になっていた「広報よこはま 放射線特集」
今日の朝刊の広告に交じって、うちにも届きました。
「横浜は安全だから安心してね」という内容。
素人にもわかりやすい説明です。

ただ、偏った意見の学者を集めた広報で、放射線汚染による被害よりもそれを心配するストレスの方が健康に与える影響が大きいとか書いてあって、さすがにそのまま鵜呑みにできない内容だなぁという感じです。
もちろん、逆にいたずらに不安を煽るのもよくないわけですが。

次の「広報よこはま」に掲載するのではなく、わざわざ特別号にしたのは、後で問題になったときに、なかったことにしやすいようにではないか、と勘繰ってみたり、、、

他にお金の使い道あるだろうに、、、
やっぱり横浜市だなぁ。。。

関連ブログ
横浜市の広報「放射線特集号」こんなデマのせて全世帯配布?
by 井上さくらのトキタマ日記 at 2011.09.06
広報よこはま特別号_放射線特集」について
by 横浜ママパパの放射線だより at 2011.09.07
【税金】横浜市で配布される東大名誉教授 唐木英明氏 監修の「広報よこはま特別号 放射線特集」の経費は1054万8000円
by SAVE CHILD at 2011.09.08
横浜市が発行する広報よこはま放射線特集に抗議します!
by ぴちゃのブログ at 2011.09.08
広報よこはま放射線パンフ、9/10に市民に配布予定
by 爆発後の日々 at 2011.09.08
1178万3000円使って配布予定の「広報よこはま 放射線特集号」が酷過ぎると話題
by 日々雑感 at 2011.09.07

「広報よこはま 放射線特集」の内容は以下。

(画像をクリックすると拡大画像を表示します)


(画像をクリックすると拡大画像を表示します)

これをこうやって広げてしまうことはどうなんだ、
という話もありますが(^^;

最終処分場についての細野環境大臣の会見

「とりあえず増税」
「とにかくまず増税」
ほかのことはその後で。
そんな内閣ができてしまったなぁ、
と思ってましたが、増税以外にも、とんでもない大臣がいました。

細野環境大臣は4日の会見で「福島の痛みを日本全体で分かち合うことが国としての配慮だ」と述べ、福島県以外に設けたいという考えを示しました。

「なぜ私ばかりがこんな目に」というような幼稚な考え方で核問題を語るべきではないと考えます。
大臣の発言によって、日本全国に放射能汚染物が広がると勘違いする海外の方々が訪日は危険だと考えてしまうかもしれませんし、日本製品は買えない、自国に入れられないと考えるかもしれません。
もちろん、「必ず福島県内に建てるべき」という話でもありません。
移動中も含めて、どこにどのように安全に封じ込めるかということを日本全国で考えないといけないわけで、福島県内とか県外とかを口にする時期ではないし、大臣は、その具体的対策がなにもない今の状況でそれを口にしてはいけない立場だということを認識すべきです。
それができないのであれば、早々に大臣を辞退してほしい。

ということをココに書いてるだけじゃダメなので、以下から本名で意見を送りました。
ご意見・お問合せ – 細野豪志ホームページ

関連ニュース
細野大臣 最終処分場は県外で
by NHK online at 2011.09.04 ( 魚拓 )
 

福島原発の真実

福島原発の真実 (平凡社新書)
佐藤栄佐久
平凡社
売り上げランキング: 461

闘う県知事。
元福島県知事の佐藤栄佐久さんが、県知事時代、福島原発を巡り、東電・国の連合軍と闘った記録。
安全よりも運転を優先する国と東電、利権に群がる地元。。。
地震と津波は天災だったけど、原発事故の今なお続くその後の問題は、起こるべくして起こったということがよくわかる。

~ もくじ ~ 

プロローグ 福島が壊れる
第1章 事故は隠されていた
第2章 まぼろしの核燃料サイクル
第3章 安全神話の失墜
第4章 核燃料税の攻防
第5章 国との全面対決
第6章 握りつぶされた内部告発
第7章 大停電が来る
第8章 「日本病」と原発政策
第9章 止まらない内部告発
エピローグ 「嘘」を超えての再生
あとがき
関連年表

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

データ改竄がまだ改まらない。データが都合悪くなると基準のほうをかえてしまおうとするのは企業風土であるようだ。(P222)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

原子力政策もそうだが、日本の統治機構の最大の問題点は、官に都合のいい組織ばかりが作られた結果、チェック機能が働かなくなっていることだ。組織内部だけではない。外部からチェックすべきメディアも機能していないに等しい。(P239)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1501日)、、、
読んだ本   279冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 63178ページ(1日平均42ページ)
\(^O^)/ 1日平均ページが1ページ増えた!
もっとも、すぐにもとに戻るでしょうけど(^^;

読書メーター – atasinti
 

政治家よ、科学者の怒りの声を聞け!

東京大学アイソトープ総合センター長の児玉龍彦教授の衆議院厚生労働委員会での国会に対する怒りの声。

ただ、、、、国会の先生がたに、理解できたかどうか、、、
あの先生、何をあんなに怒ってるの?くらいしか受け止めていないのではないか、、、

いや、ちゃんと国会の先生がたにも、ちゃんと届いたと信じたい。。。

YouTube – 2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り – 児玉龍彦

関連ニュース
科学者が国会議員を怒鳴りつけ、ユーチューブのスターに
by JAPAN REALTIME at 2011.08.16
 

エネ庁がTwitterの原発関係Tweetを監視?

経済産業省資源エネルギー庁が原発関連の記事を監視する事業を電力会社幹部が理事などを務める団体に委託して行っていたとのこと。
2008年から2010年までの予算が3年間の合計で約4000万円だったけど、今年は約8300万円を計上し、監視対象にtwitterを追加とのこと。
こういうのこそ、真っ先に事業仕分けしろよ!
お金の使い道、間違ってるよ、まったく。。。

関連ニュース
記事監視:エネ庁が08年から 今年度はツイッターも対象
by 毎日jp at 2011.07.26 ( 魚拓 )

2時間で学ぶ原発・電力の大問題

2時間で学ぶ原発・電力の大問題 (角川oneテーマ21)
久我 勝利
角川書店(角川グループパブリッシング)
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日本の電力、特に原発が抱えている問題についてわかりやすく解説。
また各種自然エネルギーなどについてもわかりやすく解説。
わかりやすく=さわりのみ。
電力業界の問題の本質と思われる、利権関係の問題についての解説がなく、技術的な話のみであったのが、かなり残念。

二酸化酸素の増加が温暖化を促しているのではなく、温暖化の結果、二酸化酸素が増えているという研究結果もあるとのこと。(地球の温度を追いかけるように二酸化酸素の量が増減しているという研究結果)
そしてその原因として考えられているのは、海水が温まることで海水から排出される二酸化酸素が増えるためというもの。
原発は二酸化酸素を出さないクリーンなエネルギーという話がありますが、上記の話からすると、逆に海に大量の熱を放出している原発は二酸化酸素増加を促しているともいえますね。

なお、この人の立ち位置、原発維持賛成者なのか原発廃止論者なのかはよくわかりませんでした。

維持するにせよ、廃止するにせよ、原発は停止したからと言って決して安全ではない、完全に廃炉にするまでには長い年月と莫大な資金を要する、核燃料の処理という問題がある、ということは、頭に入れておかねばならないわけです。

~ もくじ ~ 

はじめに
第1章 日本の電力事情と電力会社のしくみ
第2章 日本の原子力発電の仕組みと危険性
第3章 次世代クリーンエネルギーの実現性
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

地球上でもっとも二酸化炭素を出しているのは、実は海なのです。海水の中には大量の二酸化炭素が溶け込んでいます。(略)温度が上がると、海水に溶けていた二酸化炭素は、大気中に出てきます。(P128) 

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1456日)、、、
読んだ本   267冊 (1日平均0.18冊)
読んだページ 60658ページ(1日平均41ページ)

読書メーター – atasinti