ナースへの道

看護師は国家試験によって資格を与えられるものですが、准看護師は県の資格試験によって
資格を与えられるものです。

見た目は同じですが、以下のような違いがあります。お給料も異なります。

看護師は医師の指示によって治療行為（注射、患部への薬塗りなど）を行うことができます。ま
た、自らの判断で、患者のケアを行うことができます。

看護師のリーダは、他の看護師に対して患者のケアの計画、割り当てなどを行います。

准看護師は医師の指示によって治療行為（注射、患部への薬塗りなど）を行うことができま
す。また、医師または看護師の指示によって、患者のケアを行うことができます。

大きな病院では看護師しか取らないところもあります。逆に病床のない開業医ではお給料の安
い准看護師で十分ということが多いようです。

トッキーナースとしては、業務の幅も就職の幅も広い看護師になられることをお薦めします。今
准看護師の方も、進学コースに進んで看護師になって頂きたいと思っています。

第１のコース　高校卒業後、看護専門学校（３年（定時制の場合は４年））または看護短期
大学（３年）に進み、国家試験を受験して看護師に。（最短で２１歳で看護師に）

第２のコース　高校卒業後、看護大学または大学の看護学部（４年）に進学し、国家試験を
受験して看護師に。（最短で２２歳で看護師に）

第３のコース　中学卒業後、看護専門学校（准看護師コース　２年）に進み、資格試験を受
験して、准看護師に。（最短で１７歳で准看護師に）　その後准看護師として３年間以上の実務
経験後、看護専門学校（進学コース　２年）に進み、国家試験を受験して看護師に。（最短で２
２歳で看護師に）

第４のコース　中学卒業後、高校の衛生看護科（３年）に進み、資格試験を受験して、准看
護師に。（最短で１８歳で准看護師に）　看護短期大学（２年）または看護専門学校（進学コース
　２年（定時制の場合は３年））に進み、国家試験を受験して看護師に。（最短で２０歳で看護師
に）

上記には年齢のことを書いていますが、それぞれのコースで微妙に学歴が違ってきます。学歴
の違いは看護師として働くうえでは特に違いはありません。

自分の生活環境などから一番適したコースを選択されるとよいでしょう。

国家試験に合格すると、看護師免許証（私の頃のは看護婦免許証）が送られてきます。

看護師になった後、それぞれ専門の教育課程（１年）を経て国家試験を受けて、保険師、助産
師になることができます。

看護大学を卒業しても看護教員にはなれません。看護教員になるには、看護師として５年以上
の実務経験後に、半年または１年の研修を受ける必要があります。

この研修で、教育課程を受けた人が看護教員の資格を、管理過程を受けた人が管理職（婦長
など）の資格を得ることができます。