路上生活者の家に「家」の本来の姿を見た、という発想はとても面白い。
この本の作者はとても頭がよく、そして行動力もある人のようです。
ただ、この本は・・・・
文章のそこらじゅうから、「僕は頭がいいから考える。みんなは考えないバカだ」という鼻持ちならない「匂い」が染み出てくる。。。
大半は、論理をこねくり回しているだけだったり、言葉の遊びだったり、、、
でも作者は自分の論理に酔っている、自分の言葉に酔っている。
読み進めるほどに、「僕はなんて頭がいいんだ!」とほくそ笑みながら書きすすめている作者の姿が目に浮かんでしまう。
言いたいことは正しいことだと思うだけに、
斬新な発想はすばらしいだけに、
その本から染み出る「匂い」がちょっと残念。
と、私もちょっと言葉遊びをしてみた。
~ もくじ ~
まえがき
プロローグ ドブ川の冒険
第1章 そこにはすでに無限のレイヤーがある
第2章 プライベートとパブリックのあいだ
第3章 態度を示せ、交易せよ
第4章 創造の方法論、あるいは人間機械論
終 章 そして0円戦争へ
エピローグ 僕たちは一人ではない
あとがき
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
歩き方を変える。視点を変える。思考を変える。
それだけで世界は一変するのである。自分に無数の「生」の可能性があることを知る。(P19)
~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
情報は裸にしても警察には捕まらない。どんどん脱がせていこう。(P131)
これで、、、2007年07月13日以降(2049日)、、、
読んだ本 416冊 (1日平均0.2冊)
読んだページ 95401ページ (1日平均46ページ)