朝日はなぜ人々をパニックに陥れようとしてるの?

昨日、AERAの表紙の件を書きましたが、AERAの表紙など序の口だったようです。
朝日新聞社は、新聞、テレビ、雑誌を総動員して、原発事故の恐怖を煽りまくっているということです。

まずは朝日新聞。

頼れるどころか、もはや「有害」な日本の震災報道
by JB PRESS at 2011.03.18

によると・・・

ところが、2日後の同15日火曜日夕刊1面で、同じ竹内編集委員が突然豹変する。「最悪の事態に備えを」という見出しで「極めて深刻な放射能放出が始まった」と切り出し、「すでに福島第一原発の敷地周辺では非常に高い放射線量が検出されている。今後、1986年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故と比較して語られることになる」と、それまでの論調を一変させ、「これはチェルノブイリ並みの事故だ」と言い出し始めたのだ。

 その夕刊はご丁寧にも、1面の反対面である12面を全部つぶして「放射線から身を守るには」という大見出しで「窓閉め換気扇停止」「服をポリ袋へ」「ぬれマスクを」「風は南東から北西へ 東京、今夜一時雨か」と、これはもう「放射能が降り注ぐ」ことを前提にした「防災広報」である。

 「40万人が疎開 被曝死推計4000人」と「チェルノブイリ事故」の記事が「放射能汚染マップ」つきでデカデカと並んでいる。この新聞を読むと「福島第一原発事故はチェルノブイリ並みの放射能汚染がまき散らされる」と理解しない方が不思議だ。

ということで、チェルノブイリ並みの大事故となり、放射能の雨が降ってくるぞぉと、天下の大新聞で伝えているということです。

そして極め付けが下記のテレビ朝日の放送。

YouTube – ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」1/3

YouTube – ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」2/3

YouTube – ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」3/3

なんじゃぁ、こりゃ!!!

もう日本脱出するしか助かる道はないと言ってる???

もっとも、この広瀬隆さんについては、以下のようなご意見があり、私ももっともだと思ってます。

やや乱暴だが「広瀬隆が原発の専門家」というのは「矢追淳一がUFOの専門家」と同じくらいの意味なんだからなっ!less than a minute ago via Keitai Web

一番の問題は、そういうある個人の一方的な意見をテレビ放送で流すことがどういう影響をもたらすのかということを、テレビ朝日もしらないはずはないということ。

朝日は「原発反対」の立場なのかもしれませんが、コレはちょっとあまりにも酷すぎる。

もっとも、朝日がこれだけ煽っても首都圏ではパニックに陥っていないということは、すでに「朝日の言うことは信用できない」と思っている人が多いということだろうか。

上述の「JB PRESS」さんの記事にも書いてありましたが、新聞の記事よりも、Facebookに書かれた米国人の書き込みの方が信頼できるという状況は悲しすぎないか?

関連ブログ
「有害」な震災報道でも何も起こらない日本ってすごくね?
by おやじまんのだめだこりゃ日記 at 2011.03.20

神も人も信じていない日本人が、報道なんて信じるわけ無いじゃん。だから日本は強いんだって早く気がつけよ。

 
福島第一原子力発電所事故
by SaitoToshiki.com at 2011.03.15

事態を複雑にするのは「内部被曝」の存在。

簡単にいうと治療の場合、放射線を出す放射性物質自体は治療の機械そのものの中に入っていて、放射線だけを患者さんは浴びる。浴び終わってしまえばもう放射線を浴びる可能性は無い。実際の治療は数十分を何日間かに分けて行う。これが外部被曝。

ところがもし放射線を発する放射性物質そのものを鼻から吸い込んだり、口の中に食べ物と一緒に入れてしまったとする。そうすると体の中にいる限り、放射線を浴び続けることになる。30分で切り上げられる治療とは比べ物にならない間、被爆することになり、また積極的に体外にだすことも不可能。

今、願うのは
マスコミが恐怖心を煽る情報を流さないこと
専門家が発信すること
現場の命を賭して働いている職員が無事であること
である。

そして何より都内とそれ以西に住む人々は東北にゆくべき(水、食料品、電池、ガソリン)生活必要物資を「今」購入したりする「恥」を行わず、黙って献血と一息ついた時点での募金活動に集中すべきだと思われる。

福島原発に関する見解と東京の安全性について 2011/3/17 (3/19、表題含め一部更新しました)
by report-fujibayashi at 2011.03.19

したがって、東京から脱出するとか雨が降ったら外出しないなどの話は、まったくナンセンスです。でも、心配だったら、外出から戻ったら、花粉症と同じように、コートや帽子を払うとか、寝る前にシャワーで頭を洗う程度のことは実行すれば、さらに低い値になるのでよいでしょう。

むしろ、人的な影響、例えば危険をあおる報道やデマを伝えるネットやメールによる不安感の方が心配です。これらは人から人へ伝染します。放射能の汚染より、こちらの伝染を心配してください。

 
関連ニュース
放射能の影響をどうとらえたらよいのか?
by 河北新報 at 2011.03.21 ( 魚拓 )

現在、福島原発事故に伴う放射能は、宮城県の場合、1時間に0.2~0.3マイクロシーベルトの所が多いです。1000マイクロシーベルトが1ミリシーベルトですのであり得ないことですが、このままの状態が丸1年間続いたとして、被ばくする量は、0.3×24時間×365日=2628マイクロシーベルト、つまり2.6ミリシーベルトです。何と、普段自然に浴びている放射線量と同じなのです。現在の状態が丸一年続くほど、日本の科学力と技術力は低くありません。
 外国人たちが大勢、日本からの脱出を試みていますが、飛行機で米国や欧州に逃げ帰ると空気の薄い高高度の場所を飛行するため、地上にいるときよりも大量の放射線(宇宙線)を浴びます。
 その強さは80マイクロシーベルト。10日間、現在の放射能を浴び続けるのと一緒です。しかも現在心配されている放射能はほとんどが服や靴に付いています。自宅に帰り、服や靴を脱ぐと、24時間被ばくし続けることは難しいのです。この程度の放射能を気にする人は、飛行機に乗るとかえって大量に被ばくするので、船で逃げだすことを科学者として推奨します。

 

関連Twitterまとめ
Togetter – 福島原発FAQ
 

~ 追記 2011.03.22 ~
広瀬隆さんが上記テレビ放送で話した内容に対して、ココがおかしいと北村正晴 東北大学名誉教授が話した内容がありました。ただし、北村さんが直接テレビを見て話した訳ではなく、明治大学准教授の藤本由香里さんがテレビでの広瀬隆さんの話の内容に関して質問したことに対する回答というところがちょっと複雑。

広瀬隆氏『ニュースの深層 福島原発事故 メディア報道のあり方』での発言へのいくつかの修正(2011年3月17日放送)
by ガジェット通信 at 2011.03.19

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