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児童養護施設の実態、児童養護施設で育つことになった子どもたちはなぜそこにくることになってしまったのか、その原因はどこにあったのか、そしてそんな彼ら彼女らが自立していくために必要なのは何なのか、ということを解き明かしていきます。
未来を担う子どもたちの明日が明るくなるような社会を作らなければ、日本の未来はない!
行政はお金の使い道を間違ってはいけない。
~ もくじ ~
はじめに 池上彰
第1部 児童養護施設からの問い 対談=池上彰×高橋利一
第1章 社会的養護とは何か-家族リスクと子どもの貧困
第2章 忘れられた子どもたち-養護の現場から
第3章 自立の困難-子どもたちの未来
対談を終えて 池上彰
あきらめない、みすてない 高橋利一
第二部 家族、虐待、自立
第4章 子どもの現実 池上和子
第5章 多重の喪失と分離 池上和子
第6章 教育ネグレクト 池上和子
第7章 親の問題とどう取り組むか 池上和子
第8章 児童養護施設からの自立と自立支援 高橋利之
おわりに 池上彰
主な主要文献
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当のセリフ)
でも今は、社会全体が子どものことを怒らなくなってきている。一見、物わかりがいいようだが、本当にその子のことを考えて、親代わりになって戒めてくれるような人・場所がなくなってきている。ジェスチャーでもいいから、心を添えて怒ってもらえばその子のためになる。(P124)
~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当のセリフ)
貧困に苦しむ子どもたちは、自力では大学には進めません。それでは就職も難しくなり、「良き納税者」への道は遠くなります。その子が、やがて親になったとき、貧しさゆえに、その子どもたちも大学へ行けず、「良き納税者」になるのは至難です。こうした負のスパイラルを断ち切ることができるのは、教育の力なのです。(P145)
これで、、、2007年07月13日以降(2864日)、、、
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