弱虫でいいんだよ

弱虫でいいんだよ (ちくまプリマー新書)
辻 信一
筑摩書房
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人間も自然の一部であったはずなのに、いつのまにか自然と対比し自然の上に立つ存在、自然を制御する存在と勘違いするようになっている。
本来は弱さゆえに協力し合って生きていくように進化してきた人間なのに、いつのまにか、競争しあう存在となっており、サル化、サルに逆戻りしてきている。
このあたりまでは、よ~くわかります。
しかしだからといって、作者が言うように、いまさら文明を全て捨てて生きることはできない。
えっ?そうは言っていない?
いや、私にはそう言っているように読める、、、

競争社会の愚かさ、強さを誇ることの無意味さだけはよーくわかります。
 
~ もくじ ~

はじめに
第1章 「弱さ」とは何か?
第2章 動物たちに学ぶ
第3章 野生との和解に向けて
第4章 「弱さ」が輝き始めるとき
第5章 弱虫でいいんだよ
おわりに
参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

ここには、「愛とは何か」という難問中の難問に対するひとつの答えがある。つまり、愛とは「相手のために時間をムダにすること。」(P48)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3138日)、、、
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book20160213
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