ブラックボランティア

ブラックボランティア (角川新書)
本間 龍
KADOKAWA (2018-07-07)
売り上げランキング: 1,913

 
オリンピックがアマチュアスポーツの祭典だったのは、昔むかーしのお話。
ロサンゼルスオリンピック以降のオリンピックは巨大なマネーが動く一大商業イベント。
そんな商業イベントで、4000億円を超える協賛金も集まっているのに、なぜ有償のアルバイトではなく、11万人ものボランティアをそれも無償で、酷暑の中で酷使しようとしているのか。
そこには、五輪委員会や電通、そしてそこに群がる協賛企業やマスコミによる、搾取の仕組みができあがっている。
日本のマスコミがそれを指摘することはない。
なぜなら日本の全国紙はすべて協賛企業だから。
 
そもそも、前の東京オリンピックは10月開催だったのに、2020年の東京オリンピックはなぜ酷暑の7月~8月にオリンピックを行うのか。
それはもっとも大きなスポンサーであるアメリカ3大メディアにとって、欧米のスポーツのシーズンオフなので、そこでやるのが最も都合がいいから。
そこには、アスリートファーストなど微塵もない。
参加するアスリートや観客の都合よりも、何よりも自分たちの利益を優先する、それが今のオリンピック。
 
~ もくじ ~

はじめに 酷暑下で展開される未曽有の「やりがい搾取」
第1章 10万人以上のボランティアをタダで使役
第2章 史上空前の商業イベント
第3章 ボランティアの定義と相容れない東京五輪
第4章 東京五輪、搾取の構造
第5章 なぜやりがい搾取が報道されないのか
第6章 問題を伝え続けること
終 章 21世紀の「インパール作戦」
おわりに
巻末付録 対談 本間龍×白石草
参考文献

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(4043日)、、、
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atasinti – 読書メーター
 
 
東京オリンピックのことを悪く言っただけで「非国民」扱いされる、そんな日本がすぐそこに来ているようで、なんだか怖い・・・
しーゆー。
 

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