下山の思想

下山の思想 (幻冬舎新書)
五木 寛之
幻冬舎
売り上げランキング: 104

登山というのは山頂にたどり着いたら完了ではない。
無事にふもとまで下山してはじめて成功と言える。
日本は今下山している途中なのである。
いつまでも山頂をみていないで、安全にふもとにたどりつくことを目指さないといけない。
登る時には見えなかった景色や路肩の花も、下山時には見えてくる。
という五木寛之さんのエッセイ。
今の状況、進むべき道を的確に示している。
人の人生もまた、上ったら下りないといけない。

~ もくじ ~ 

まず、はじめに
いま下山の時代に
下山する人々
いま死と病いを考える
大震災のあとで
ノスタルジーのすすめ
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

現在、私たちを包んでいるのは、鉄の格子ではない。ビニール質の、透明で柔らかな檻である。(P55)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

あらゆる意見は仮設である。情報には必ずバイアスがかかっている。はっきりした真実は、明日のことはわからない、この一点だけだ。(P83)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1649日)、、、
読んだ本   311冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 70633ページ (1日平均42ページ)

読書メーター – atasinti]

コメントを残す