「お手本の国」のウソ

「お手本の国」のウソ (新潮新書)
田口 理穂ほか
新潮社
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どこどこの国は素晴らしい、日本も学ぶべきだ、
という話は、教育とか環境とかの分野でよく聞くけれど、
国ごとの違いを無視して導入しても成功するはずがない。
各国に在住の日本人が、日本で語られる「どこどこの国は素晴らしい」を検証。
悪いイメージが多いギリシャには逆に学ぶべき点が多いことも。

~ もくじ ~

はじめに
「少子化対策」という蜃気楼―フランス
“世界の教育大国”に「フィンランド・メソッド」はありません―フィンランド
「第三極」にふり回された二大政党制お家元―イギリス
私なら絶対選ばない陪審裁判―アメリカ
自然保護立国の「破壊と絶滅」の過去―ニュージーランド
「ヒトラー展」に27万人、ドイツ人と戦争責任―ドイツ
財政破綻、それでも食べていける観光立国―ギリシャ

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

Do you really want to be judged by someone who was not smart enough to get out of Jury duty? (あなたは、上手いこと言って陪審員の義務から逃れなかったようなマヌケに本当に裁かれたいですか?)(P139)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

日本食の美味しさは日本人が思っている以上に高い評価を受けていたのだが、原発事故に際しての政府や東電が繰り返した曖昧な対応で、日本食に対する不安が増幅し、日本国内だけでなく、世界中の日本食材店やレストランまでも風評被害により、窮地に立たされている。(P233)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1714日)、、、
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読書メーター – atasinti

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