月と日の后(下)

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Amazon.co.jp: 月と日の后(下) (PHP文芸文庫) : 冲方 丁
怨念うずまく宮中で闘い続け、時の権力者である父・藤原道長に唯一反旗をひるがえし、七代の天皇を支えた藤原彰子の感動の生涯…


~ もくじ ~
初花の章(承前)
日輪の章




これで、、、2007年07月13日以降(6040日)、、、
読んだ本   1297冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 328486ページ(1日平均54ページ)
atasinti – 読書メーター



面白かった!
とにもかくにも面白かった!
どこまでが史実かはわかりませんけれど、平安時代にこんなすばらしい中宮がいたなんて知りませんでした!

今年の大河ドラマの後半に出てくるはずですが、藤原彰子はどんな描い方をされるのでしょう?
紫式部が主人公なので、紫式部に支えられた世間知らずのお姫様みたいな感じで扱われてしまうのかもなぁ・・・
それだと残念すぎる・・・
しーゆー。

月と日の后(上)

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Amazon.co.jp: 月と日の后(上) (PHP文芸文庫) : 冲方 丁
わずか十二歳で入内した、藤原道長の娘・彰子。父に言われるがままに宮中に入った彼女を、夫である一条天皇は優しく受け入れるが、彼が真に愛した女性・定子の存在は、つねに彰子に付きまとう。しかし・・・


~ もくじ ~
望月の章
初花の章




これで、、、2007年07月13日以降(6038日)、、、
読んだ本   1296冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 328198ページ(1日平均54ページ)
atasinti – 読書メーター



なんだこれ、めっちゃ面白い!
平安貴族の話がこれほど面白く読めるとは思っていませんでした。
主人公は道長の娘の彰子、ということは今年の大河ドラマよりも少し後の話かな、と思ったけれど、この巻の後半に紫式部が登場したので、大河ドラマの後半に出てきますね。
楽しみです。
それに、この小説ではとーってもこわーい詮子が、大河ドラマではいまはまだ楽しいお姫様だけど、ドラマの後半で、どのように描かれるのかも楽しみ。
さぁ、下巻を読まなくっちゃ!
しーゆー。

消えない月

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Amazon.co.jp: 消えない月 (角川文庫) : 畑野 智美
彼らは出会って恋人になり、やがて別れた。ありふれた恋のはずだった、彼が”ストーカー”になるまでは。――被害者の恐怖と、加害者の執着。ストーカーの闇を両側の視点から抉る・・・


~ もくじ ~
消えない月
解説 小早川明子




これで、、、2007年07月13日以降(6032日)、、、
読んだ本   1295冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 327902ページ(1日平均54ページ)



悪意がないだけに恐ろしいストーカー心理。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
結末が、、、いや、これ以上は書くまい。。。
しーゆー。

人獣細工

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Amazon.co.jp: 人獣細工 (角川ホラー文庫) : 小林 泰三
パッチワークガール。そう。私は継ぎはぎ娘。
先天性の病気が理由で、生後まもなくからブタの臓器を全身に移植され続けてきた少女・夕霞。


~ もくじ ~
人獣細工
吸血狩り

解説 朝松健




これで、、、2007年07月13日以降(6028日)、、、
読んだ本   1294冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 327486ページ(1日平均54ページ)
atasinti – 読書メーター



3作品とも、おぞましくて怖くて、そして面白い話でした。
特に「話」のラストは「おっと、そう来たか!」という感じでした。
しーゆー。

ブッダという男

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ブッダという男 ――初期仏典を読みとく (ちくま新書 1763) | 清水 俊史 |Amazon
近代の仏教研究は仏典から神話的装飾を取り除くことで、ブッダを平和主義者で、階級差別や男女差別を批判し、業や輪廻を否定した先駆的人物として描き出してきた。だがそれは近代的価値観を当てはめ、本来の内容を曲解したものにすぎない。では、ブッダの真の偉大さは一体どこにあるのか。これまでのブッダ理解を批判的に検証し、初期仏典を丹念に読みとくことでその先駆性を導き出す革新的ブッダ論。


~ もくじ ~
はじめに
第一部 ブッダを知る方法
 第1章 ブッダとは何者だったのか
 第2章 初期仏典をどう読むか
第二部 ブッダを疑う
 第3章 ブッダは平和主義者だったのか
 第4章 ブッダは業と輪廻を否定したのか
 第5章 ブッダは階級差別を否定したのか
 第6章 ブッダは男女平等を主張したのか
 第7章 ブッダという男をどう見るか
第三部 ブッダの先駆性
 第8勝 仏教誕生の思想背景
 第9章 六師外道とブッダ
 第10章 ブッダの宇宙
 第11章 無我の発見
 第12章 縁起の発見
 終 章 ブッダという男
参考文献―より深く学ぶために
あとがき


~ なるほどな一文 ~
はるか昔の常識と、現代の常識は、まったく違うという点に留意しなければならない。(P31)




これで、、、2007年07月13日以降(6025日)、、、
読んだ本   1293冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 327230ページ(1日平均54ページ)
atasinti – 読書メーター



バラモン教やジャイナ教などの経典と初期仏典の内容を比較しながら、当時の常識とはどういうもんだったのかを考えながら比べているので、元々の仏教がどういうものであったのか、ブッダはどんな人だったのかがとてもよくわかった気がしました。
以下は本書とは関係ない話ですが、、、
元々の仏教がが日本の仏教とまったく異なるものだということも理解できました。
もちろん、どちらがいいとか悪いとかはないと思います。
宗教は信じる人に心の平穏をもたらすためのものであると思うので、信じている人が心を平穏に保つことができるのであればそれでよいのだと思います。
従って、宗教を他者に強制するのは本来あってはならないことだと思います。
しーゆー。

サブマリン


サブマリン (講談社文庫) | 伊坂 幸太郎 | Amazon

犯罪を犯した少年の試験観察を行う家裁調査官と、調査対象の少年たちのお話。

~ もくじ ~
サブマリン
解説 矢野利裕




これで、、、2007年07月13日以降(6011日)、、、
読んだ本   1292冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 327006ページ(1日平均54ページ)
1日平均冊数が0.01ページ減ってしまった(0.22冊⇒0.21冊)
atasinti – 読書メーター



いろいろ考えさせられる本でした。
でも、、、
あれっ???
これ、伊坂 幸太郎さんの本だよねぇ?
時間移動もパラレルワールドも仮想空間もAIも出て来なかったんだけど・・・
これ、伊坂 幸太郎さんの本だよねぇ?
しーゆー。

横浜コインランドリー


Amazon.co.jp: 横浜コインランドリー(祥伝社文庫い37-1) (祥伝社文庫 い 37-1) : 泉ゆたか

山下公園と中華街の間にあるコインランドリーが舞台の小説。
洗濯物だけでなく、心も洗ってくれる、そんなコインランドリー。

~ もくじ ~
第1章 コインランドリー
第2章 カビだらけのTシャツ
第3章 明日の子供服
第4章 生乾きのあなた
第5章 一緒に洗う




これで、、、2007年07月13日以降(6003日)、、、
読んだ本   1291冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 326654ページ(1日平均54ページ)
atasinti – 読書メーター



心がほっこりするお話。
店長の新井真奈さんの話し方が素敵すぎます!
あんな風に人と接することができればといいなぁ思いますが、なかなか難しそうです。
第2弾がでるそうなので、また読みたいです。
しーゆー。

凪の海


Amazon.co.jp: 凪の海 横浜ネイバーズ(3) (ハルキ文庫 い 27-3) : 岩井 圭也

横浜を舞台に、”山下町の名探偵”という名誉だがダサい二つ名を持つロンこと小柳龍一が活躍するお話「横浜ネイバーズ」の第3弾。

~ もくじ ~ 1 ゴッド・イズ・バック
2 推しの代行者
3 盗人のルール
4 凪の海




これで、、、2007年07月13日以降(6000日)、、、
読んだ本   1290冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 326358ページ(1日平均54ページ)
atasinti – 読書メーター



eスポーツの闇、転売屋、闇バイト、LGBTQ、、、
取り上げるテーマが秀悦!
今回も面白かったです。
しーゆー。

蟻の棲み家


Amazon.co.jp: 蟻の棲み家 (新潮文庫) : 望月 諒子

社会の最底辺に生きる人達のお話。
誰にも愛されない女がふたり、殺害された…。

~ もくじ ~
Prologue
第一章
第二章
第三章
解説 大森望




これで、、、2007年07月13日以降(5995日)、、、
読んだ本   1289冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 326054ページ(1日平均54ページ)
atasinti – 読書メーター



社会が抱える闇を浮き彫りにする重た~い話。
大どんでん返しがある?
ということは真犯人はコイツ?
と思ったらその通りだった、というわけでミステリーとしては残念かも・・・
しかし、最後、こんな終わり方でいいのか?
いいんです。
しーゆー。

四畳半タイムマシンブルース


四畳半タイムマシンブルース (角川文庫) | 森見 登美彦 (著), 上田 誠 (企画・原案) | Amazon

部屋のクーラーのリモコンが壊れてしまった。
そこに突然登場したタイムマシン。
昨日に戻り、リモコンが壊れる前に持ってくればよいと昨日へ友人を送り込んだけど、、、
しかし、ちょっと待て、過去を改変したら、この世界は消滅してしまうのではないか!?
ということで、つじつま合わせのために昨日と今日を行ったり来たり・・・

~ もくじ ~
第一章 八月十二日
第二章 八月十一日
第三章 ふたたび八月十二日
解説 上田 誠




これで、、、2007年07月13日以降(5985日)、、、
読んだ本   1288冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 325574ページ(1日平均54ページ)
atasinti – 読書メーター



元は上田 誠による舞台「サマータイムタイムマシン」だったのか。
それが森見 登美彦によって小説化され、さらにアニメ映画化もされていたんですね。
アニメ映画見てみる?
いや、小説読んだので十分かも。
過去を改変したら世界は消滅するのか、それとも結局何も変わらない未来になるのか、永遠の課題です。

ところで、カバーが2枚付いていました。
 
2枚目はアニメ映画のパンフレットの柄ですね。
しーゆー。