テレビに映る中国の97%は嘘である (講談社プラスアルファ新書)
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小林 史憲
講談社
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テレビ東京の記者として長年中国で過ごした著者による、自身がテレビでは放映しなかった中国の真の姿をレポート。
タイトルは97%は嘘であるとなっていますが、実際は嘘を報道しているわけではなく、報道されているのは中国の実態の3%の姿にすぎないということですね。
もっとも、この本に書かれていることも、あくまでも著者が見たことだけなので、100%の中国ではありません。でも、官製デモとガス抜きのために容認しているデモの違いなど、よくわかります。
~ もくじ ~
まえがき-二一回の拘束で悟った中国の本質
第一章 反日デモの最前線-石原慎太郎の妄想が生んだ悲劇
第二章 中国一の金持ち村-三二八メートルの高級ホテルから観た異様
第三章 「ワイロ」と「ニセモノ」-マオタイ酒が象徴する中国社会
第四章 チベット族と漢族-仏画を描く青海省の村で
第五章 中国の臨時従業員-毒ギョーザ事件の犯人が生まれた村で
第六章 中朝国境-脱北者収容所までの道
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
だが、でもに参加し、さらには破壊や略奪といった行為をするのは、ごく一部の人間だ。そこに中国が抱える問題の根深さがある。テレビ画面に映る、数万人ものでも隊の破壊活動を見ていると、中国人すべてが日本を襲っているかのような錯覚に陥るかもしれないが、決してそうではない。(P80)
これで、、、2007年07月13日以降(2483日)、、、
読んだ本 527冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 122198ページ(1日平均49ページ)
著者です。読んで頂きありがとうございました。中国を好き嫌いではなく、自分が体験したままに描いたつもりです。実はこのたび、第2弾として「騒乱、混乱、波乱!ありえない中国」(集英社新書)を出版しました。よりディープに中国が抱えている問題に迫ったつもりです。よかったら、ぜひこれも読んでみて下さい。
小林さん、コメントありがとうございます。第2弾も読んでみたいと思います。