やきとりと日本人

やきとりと日本人 屋台から星付きまで (光文社新書)
土田 美登世
光文社 (2014-12-11)
売り上げランキング: 6,049

「やきとりの歴史」はなかなか興味深い。鶏だけでなく、牛や豚のもつを串に刺して焼いたものもやきとりと呼ばれるのはなぜか、ということもよくわかります。
しかし、この本の大半はやきとり屋の紹介、それも関東のやきとり屋が大部分です。
全や連総本店というところが出している「7大やきとり」に入っている久留米のやきとり屋はちょっとだけ紹介されておりますが、「やきとりと言えば福岡」の福岡については、以下のたった4文のみ。

屋台といえば福岡で、やきとり屋台も数多い。福岡のやきとりのスタイルは「キャベツに酢だれ」をかけること。「信秀本店」がその元祖といわれている。しかしご当地と呼ぶには街が大き過ぎる。

関東のやきとり屋を数十件も紹介しておきながら、福岡は素通りだと?
(ノ`_´)ノ ┻━┻

福岡出身のおとうさんとしては、納得がいかん!
以下の事実を知らんとかぁぁぁ!

もはや鶏なしでは生きていけない!? – 鶏肉の購入量・支出金額と焼き鳥店の数 – | Fukuoka Facts
yakitori
(画像をクリックすると拡大画像を表示します。)
 
福岡のやきとりを語らずして、やきとりを語ったことにはならんとばい!!!
 
 
~ もくじ ~

序章
本書に登場するやきとり、とり料理に関する出来事の年表
第一章 やきとりの歴史学
第二章 明治の鶏食文化学
第三章 昭和のやきとり老舗学
第四章 やきとり社会学
第五章 やきとり名店学
第六章 やきとりご当地学
第七章 やきとりこだわり学
第八章 やきとり調理科学
第九章 肉用鶏学
おわりに
主な主要文献(順不同)
やきとり部位名一覧
本書に掲載のやきとり屋索引(もつ焼き屋も含む)

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

「ガード下には差というものがない。ここに入ると、駐留も下流も、男も女も、老いも若きも、みな同じ『ガード下の客』になる。そしてビールやチューハイを飲みながら焼き鳥をほおばる。そんなときだけ『ガード下』は一瞬の桃源郷になる」(P97)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2743日)、、、
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読んだページ 141070ページ(1日平均51ページ)

book20150114
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