つっこみ力

つっこみ力 (ちくま新書 645)
パオロ・マッツァリーノ
筑摩書房
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メディアリテラシーなんてくそくらえ、必要なのはつっこみ力。
おまえは間違っていると相手を追い詰めてもいいことは何もない。
相手にも逃げ道を残し、みんなで笑って許すくらいでないと。
という話。
特にデータを振りかざしている人の愚かさについては、同意できる内容でした。

ただ、、、
全編口語口調で語られているのですが、逆に話をわかりにくく、そして読みにくくしています。
数時間、雑談に付き合ったような、そんな感じが、、、
そうか、それこそ、あっちこっち、つっこみを入れながら読めばよかったんだ(笑

~ もくじ ~ 

第一夜 つっこみ力とはなにか もしくは なぜメディアリテラシーは敗れ去るのか
   愛の章―わかりにくさは罪である
   笑いの章―つっこみ力の神髄
   勇気の章―権威へのつっこみ
幕間 みんなのハローワーク―職業って、なんだろう
第二夜 データとのつきあいかた
参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

「経済学なしに社会は成り立たないのだ」、みたいな、思い上がった発言をしているような人たちは、私の意見に激怒するでしょうけど、そんなもん、女子高生が「あたし、ケータイないと死んじゃう!」ってのと同じレベルのゴタクにすぎません。(P156)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

考えてみれば、格差とか貧困とかの問題を話し合う政府の審議会には、学者・政治家・官僚・社長といったリッチな人しか参加してないってのもヘンですよね。(P168)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1648日)、、、
読んだ本   310冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 70410ページ (1日平均42ページ)

読書メーター – atasinti

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