伊勢物語 在原業平 恋と誠


伊勢物語 在原業平 恋と誠 (日経プレミアシリーズ) | 髙樹 のぶ子 | Amazon


『小説伊勢物語 業平』の著者が在原業平の生き方の中に平安貴族の誠の「雅」を見ます。

~ もくじ ~

はじめに
平安時代の業平を理解するために
第一章 高貴なるものの責務ーーノブレス・オブリ-ジュ
第二章 女性からの気づき
第三章 禁じられた恋、そして和歌を広める同志へ
第四章 男たちとの関係ーー人間的にも認められ、信頼される
第五章 巻き込まれた結果
おわりに


~ なるほどな一文 ~

いまは結婚すればそれが正しい男女で、結婚していながら浮気などすれば、悪者として異常な叩かれ方をします。その判断の裏には、正邪の判断が動いているのです。こっちは正しく、あっちは間違っているのだと。
この正邪の感覚ほど「雅」と遠いものはありません。(P20)


~ もう一つなるほどな一文 ~

どうしようもないものを、急ぎどうにかしようとして無理するのではなく、恨まず怒らず、ともかく離れる。それを現代の出家と呼んでみてはどうでしょう。(P100)




これで、、、2007年07月13日以降(4867日)、、、
読んだ本   1065冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 258942ページ(1日平均53ページ)

atasinti – 読書メーター



私は『小説伊勢物語 業平』は読んでいませんが、とにかくこの本は、全編、在原業平への愛で溢れています。
しかし私はやっぱり、在原業平は平安時代のスケベなプレイボーイであり、和歌はそのための彼の武器だったんじゃないかと思います。
しーゆー。

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