萩尾望都がいる


萩尾望都がいる (光文社新書 1212) | 長山 靖生 | Amazon

漫画家の萩尾望都さんが作品の中で、SF、ジェンダー、親子関係、多様性、自由について、込めているであろうという内容を、著者が自分なりに読み取って解説っぽいことを述べている本。簡単に言うと著者の個人的感想文。

~ もくじ ~
はじめに――世界はどこから来て、どこに行くのか
第Ⅰ章 双子と自由とユーモアと――踊るように軽やかな表現の奥に
第Ⅱ章 美しい宇宙、孤独な世界――萩尾SFが求める多様性社会
第Ⅲ章 少年と永遠――時よ止まれ、お前は美しい
第Ⅳ章 大泉生活の顚末と心身の痛み――少女漫画史再考1
第Ⅴ章 「花の二四年組」に仮託されたもの/隠されたもの――少女漫画史再考2
第Ⅵ章 SF少女漫画の夜明け――先人たちの挑戦と萩尾望都の躍進
第Ⅶ章 次元と異界の詩学――漫画で拓いたSFの最先端
第Ⅷ章 親と子、その断絶と愛執――母娘問題の先取り
第Ⅸ章 ふたたび、すべてを――私たちが世界と向き合うための指針として
あとがき
主要参考文献


~ なるほどな一文 ~
選ばれたごく少数の文学作品や映画がそうであるように、萩尾作品には読み返すたびに発見があり、読者の成長を助けてくれるヒントが詰まっています。(P250)




これで、、、2007年07月13日以降(5500日)、、、
読んだ本   1182冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 290365ページ(1日平均52ページ)

atasinti – 読書メーター



著者の萩尾望都さんの作品への愛が詰まっています。
でも、萩尾望都さんの作品は、難しいことを考えずに、感じるままに読むのがいいと思います。
しかし、歳とともに感じ方も変わるはず。
なので、学生の頃に読んだきりの「ポーの一族」とか、もう一度読み直してみようかな・・・
しーゆー。

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