「当事者」の時代

「当事者」の時代 (光文社新書)
佐々木 俊尚
光文社 (2012-03-16)
売り上げランキング: 380

なぜ日本のマスメディアが今のような構造になったのか、
どのようにして取材を行っているのか、
よーくわかる本。
特に新聞記者時代の体験談をもとにした議論はわかりやすく面白い。

そして、インターネット時代の今、それはマスメディアだけの問題ではない。
ブログやツイッターで政府やマスメディアの批判を行っている人も、
同じ状況に陥っている。

ソフトバンクの携帯電話を使ってもいない私が、
ソフトバンク関連の記事に対して、
「しかたないよね、だってソフトバンクだもん。」
などと語っているのも同じこと。

自分自身の立ち位置をしっかり認識して、自分自身のこととして語れるか、
うーん、中々難しそうだなぁ。。。

それはそうと、なぜ、日本の新聞は、中身ではなくスピードを競うようになったのだろう?

~ もくじ ~ 

プロローグ 三つの物語
第一章 夜回りと記者会見―二重の共同体
第二章 幻想の「市民」はどこからやってきたのか
第三章 一九七〇年夏野パラダイムシフト
第四章 異邦人に憑依する
第五章 「穢れ」からの退避
第六章 総中流社会を「憑依」が支えた
終章 当事者の時代に
あとがき
参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

まず2ちゃんねるのような「情報」のメディアが流行り、その後に2ちゃんねるへの反動のようにして「友愛」のミクシィが現れ、そしてミクシィのあとには再び「情報」のツイッターが大流行した。二〇一一年ごろからは今度は「友愛」的なグリーやモバゲー、フェイスブックが巻き返しをはじめている。(P97)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

他者に「当事者であれ」と求める前に、まず自分が当事者であることを求めるしかない。(P459)

 
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1749日)、、、
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読書メーター – atasinti

「当事者」の時代” への2件のコメント

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