BlueskyはPDSが消えても過去の投稿やプロフィールは残る

分散型プロトコルATプロトコルのミニブログサービス「Bluesky」のSandboxでの連合のテスト環境において、113人という最大のユーザが所属していた一つのPDS、dev.otaso-sky.blue(以下、おたそーさんと記載します)が、8月1日0:00にテスト環境への参加を停止し、PDSをリセットしました。

予定通りおたそーさんは消えましたが、FollowingにもカスタムFEED「Humans of BGS」にもおたそーさんに所属していた方々の投稿は0:00過ぎても残っており、またおたそーさん所属の方々のプロフィールもそのまま見ることができました。

7月31日 23:59のHumans of BGS (赤線があるのがおたそーさんに所属していた人の投稿)


8月1日 0:01のHumans of BGS (赤線があるのがおたそーさんに所属していた人の投稿)


8月1日 0:01後におたそーさんに所属していた人のプロフィールを見ても綺麗に表示されます。


ただし、dev.otaso-sky.blueにアクセスすると以下のように終了した旨が表示されます。


PDSが消えても、BGSにデータ削除が飛ぶわけではないから、BGS以降のデータが消えるまでは、おたそーさんの投稿もそのままなんですね。
プロフィールデータはPDSで持っていると思ってましたが、残っているということはPDSではないのでしょうか?
よくよく考えてみたら、他のPDSで見えているという時点で、データがあるのはPDSではないですね。
BGSはデータを集める役割だとすると、データを保持しているのはAPP VIEWでしょうか?
保持しているのが、BGSなのかAPP VIEWなのかFEED GENなのかわかりませんが、PDSからアカウント削除などのデータを送らない限り、消えないということですね。

Federation Architecture Overview – Bluesky」に以下のような図がありましたが、赤い矢印のあたりでデータを持っていそうです。(赤い矢印は私が追記)


その昔、Google+というSNSで繋がっていた海外の写真愛好家他の多くが、Google+サービス終了の際に、分散型SNSのdaiasporaというサービスのサーバーの一つ、plusporaに移られたので、私もそこに登録し、写真を投稿していました。
しかし、plusporaの管理者が亡くなってしまうという悲劇があり、他のdiasporaサーバーに移る必要がありました。
plusporaと新しいサーバーは連合で繋がっていましたので、plusporaの電源が入っている間は新しいサーバーからpluspora時代の投稿を見ることができましたが、plusporaの電源が落とされた後は見えなくなってしまいました。(正確には新しいサーバーからFollowしていたplusporaユーザの投稿自体は新しいサーバーにコピーされて残っているのですが写真のリンクがplusporaへのリンクなので写真が表示されなくなっています。)

Blueskyであれば、上記のような問題は起きないと思えます。

一方で、おひとり様PDSで運営していた方などがきれいさっぱりやめようとしても、PDSを落とすだけではだめで、事前にBGS以降に残ってるデータを削除する処理が必要で、ちょっと面倒そうです。

以上、Bluesky連合テスト環境のおたそーさん終了に伴い、わかったことでした。


~ マイ関連エントリー (Bluesky関連)~
お空が落ちた朝 (2023.7.31)
Blueskyのブロックに穴 (2023.7.23)
※量が多くなったので、上記より前のエントリーについては省略します。
 上記より前のエントリーへのリンクは上記2023.7.23のエントリーにて見ることができます。



日々進化するBlueskyを経験できるのは、とても楽しい経験です。
画像の一部にぼかしを入れています。
本エントリーは「Blueskyなんて簡単さ、なんて噓さ。」とのW投稿です。
しーゆー。

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