いじめ対策に警察介入?

大津の中学生が酷いいじめにあって自殺してしまった事件については、その後の学校や行政の対応含めて問題だらけですが、いろんな人がいろんなことを言ってる中で、思ったことをちょびっとだけ。

まずはこの記事から。
NEWSポストセブン|いじめ事件「教師が警察力を利用すれば激減する」と識者指摘 at 2012.07.21 ( 魚拓 )

つまり、日本の警察には、いつまで経っても「学校のことは、学校で処理せよ」という頭しかない。私は、日本の警察の意識を変え、警察が行動しやすい体制さえつくれば、いじめや校内暴力をなくすのは、実はそれほど難しいことではない、と思っている。

 つまり、警察力の「教育現場への介入」を積極的に押し進めることだ。いじめを見れば、まず教師が対策を話し合い、それでもダメなら、早い段階で「警察力を利用」することである。そのことが当たり前のごとくおこなわれるようになれば、ワルどもが「やりにくくなる」のは当然である。

なるほど、そういう考え方もあるよね。

また、たぶんTwitterだと思うんですが、元の投稿を探せていないので、多少違うかもしれませんが、以下のような話がありました。

「痴漢の場合は被害者が痴漢に遭ったと言えば、ほぼ確実に認められる。それに対して、いじめについては、被害者がいじめられたといっても、誰も認めようとしないのはおかしい。」

これは確かにそうですね。
いじめた側がどうこうではなく、いじめられた側がそれを苦痛に思ったかどうかが問題なのであり、他の人があれはいじめではないなどと言うのは甚だおかしな話です。

上記2つの話から、いじめられた側がいじめられたと言ったらいじめであり、その場合は警察が介入する、という対策が考えられるわけですが、ここでひとつ、注意しないといけないことがあります。
それは、痴漢の場合に、女子高生などがうっぷんばらしに電車の中でたまたま居合わせた男を痴漢にでっちあげたりしたという話がありましたが、それと同様に、気にいらない相手に対して、いじめをでっちあげるということも考えられるということです。
そうした冤罪対策をちゃんと考えておかないと危険な対策です。

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