他人をバカにしたがる男たち (日経プレミアシリーズ)

posted with amazlet at 17.11.01

河合 薫
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 313

Amazon.co.jpで詳細を見る

この本に出てくる「ジジイ」は駅や電車の中やコンビニでちょっとしたことでキレて偉そうに大声で怒鳴る迷惑な「ジジイ」のことだけではありません。
会社の中でも「前例がない」「アイツは組織というものがわかっていない」などと言っては、有望な若い芽や優秀な女性社員をつぶし、会社にしがみつく保身第一の「ジジイ」です。
日本をダメにしているそんな困った「ジジイ」たちの実態について、そしてそんな「ジジイ」とそうではないオッサンの違いについて分析しています。
キーワードはSOC(Sence of Coherence)
　
～　もくじ　～

プロローグ　「ジジイ」化する男女
第１章　老害はどこから発生するか
第２章　勝ち負けが気になる心理
第３章　「偉そうなオジさん」はなぜ存在するのか
第４章　女をバカにする男たち
第５章　しかし、オジさんたちが日本を救う
終　章　オジさんオバさんが輝く社会のために
参考文献

　
～　なるほどな一文　～

常に、権力にはマイナスイメージが付きまといます。
しかしながら、権力とは「自分で自由に決めることができる権利」です。
「自分で自由に決めることができる権利がある」という感覚は、大切なリソースのひとつで、職務満足感や人生満足感を高め、寿命をも左右します。(P70)

　
～　もう一つなるほどな一文　～

SOCとは、「人生であまねく存在する困難や危機に対処し、人生を通じて元気でいられるように作用する人間のポジティブな心理的機能」のこと。わかりやすく言うと、「生きてりゃしんどいこともあるよ。それはそれとして、明るく生きようぜ！」というたくましさです。
つまり、真のポジティブな感情は、どん底の感情の下で育成されます。(P180)

　
　
これで、、、2007年07月13日以降(3765日)、、、
読んだ本　　　848冊 (1日平均0.23冊)
読んだページ　204305ページ(1日平均54ページ)

atasinti – 読書メーター
　
　
私自身は街中で怒鳴ったりはしませんが、それは自分に自信がないからだけで、SOCが高いとはとても思えません。
困った「ジジイ」にならないように気をつけなくっちゃ・・・
この本に出てきた若手を助け育てることに生きがいを見つけた万年課長さんの生き方が私にとっての理想の生き方かも。
　
それにしても、あの街中でキレて怒鳴るジジイたちはホントに迷惑。
ポポポポポンと桃太郎侍が出てきて、成敗してくれたらいいのに。
しーゆー。
　

3か月連続で2000ページ超え。
＼（＾O＾）／

10月の読書メーター
読んだ本の数：9
読んだページ数：2202
ナイス数：0

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常
読了日：10月30日 著者：二宮 敦人
ブラック企業に勤めております。 (集英社オレンジ文庫)
読了日：10月26日 著者：要 はる
白洲次郎という生き方 (宝島SUGOI文庫)
読了日：10月24日 著者：
女系図でみる驚きの日本史 (新潮新書)
読了日：10月22日 著者：大塚 ひかり
こうして歴史問題は捏造される (新潮新書)
読了日：10月19日 著者：有馬 哲夫
職業としての地下アイドル (朝日新書)
読了日：10月12日 著者：姫乃たま
こうやって、考える。
読了日：10月07日 著者：外山 滋比古
誰が「働き方改革」を邪魔するのか (光文社新書)
読了日：10月06日 著者：中村 東吾
いとも優雅な意地悪の教本 (集英社新書)
読了日：10月03日 著者：橋本 治

読書メーター

　
　
～　ここ２年間の読書量の推移　～

　
　
もちろん、大事なのはどれだけ読んだかではなくて何を読んだかですが（＾＾；
しーゆー。