ウルトラマンの愛した日本

ウルトラマンの愛した日本 (宝島社新書 422)
ウルトラマン タロウ
宝島社
売り上げランキング: 124,716

ウルトラマンタロウが各ウルトラマンが戦った日々とその時代の日本の状況を振り返ります。
うーん、昔を懐かしんでいるだけ?
でもその時その時の日本の状況によってウルトラマンシリーズの内容も変わっていることがよくわかります。こういう子供向け番組にも時代背景が微妙に反映されていることがよくわかります。そのあたりは中々面白かったです。

~ もくじ ~

はじめに
第1章 大阪万博とゴモラ
第2章 公害とタッコング
第3章 世紀末とゼットン/そして新世紀へ
あとがきにかえて
訳者あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

「ウルトラ5つの誓い」だ。

ひとつ、腹ペコのまま学校へ行かぬこと。
ひとつ、天気のいい日に布団を干すこと。
ひとつ、道を歩く時には車に気をつけること。
ひとつ、他人の力を頼りにしないこと。
ひとつ、土の上を裸足で走り回って遊ぶこと。

そこに大きな野心も、立派な望みもない。
ただ、少年に健やかに育ってほしいという願いがあるだけだ。(P106)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2389日)、、、
読んだ本   499冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 115413ページ(1日平均48ページ)

book20140124
atasintiさんの読書メーター

ウルトラマンが泣いている

ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗 (講談社現代新書)
円谷 英明
講談社
売り上げランキング: 124

円谷プロの第6代社長だった円谷英明さんによる円谷プロの栄枯盛衰。
子どもの頃、ウルトラQにウルトラマンやウルトラセブンを、そして弟が小さかった頃ウルトラマンAやウルトラマンタロウを、そして息子が小さかった頃ウルトラマンティガやウルトラマンガイヤを楽しませてもらったウルトラシリーズですが、テレビの向う側では、ドロドロの権力争いが行われていたんですね。
この円谷英明さんの著書も、祖父や父を称賛する一方で、叔父さんや従兄をこきおろしているあたり、一族内の骨肉の争いのその根の深さを物語っています。

~ もくじ ~

はじめに-怪獣が身もだえしたわけ
第一章 円谷プロの「不幸」
第二章 テレビから「消えた」理由
第三章 厚かった「海外進出」の壁
第四章 円谷プロ「最大の失敗」
第五章 難敵は「玩具優先主義」
第六章 円谷商法「破綻の恐怖」
第七章 ウルトラマンが泣いている
おわりに-祖父・円谷英二が残した日記
円谷プロ略年表
参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

当時の特撮は、CG(コンピュータ・グラフィックス)に慣れた今の視聴者から見れば、ちゃちな子供だましと言われるかもしれません。ただ、これだけは言えます。特撮にはでこぼこした手触り感があります。それは実物だけが持つ迫真です。どう壊れるかはやってみなければ誰にもわかりません。作った人が、こうなるだろうと考える決めつけを、あっさり裏切ります。全能ではない生身の人間と、なかなかその想いに応えてくれない素材が織りなす、結果が予想できないドラマです。(P9)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

つまり、円谷プロ単独では、テレビ局の放送枠をとれませんが、力のある外部の企業の支援が得られれば、多少、番組の普遍性に難があったとしても、TBSの経営陣が円谷プロを毛嫌いしていたとしても、放送することができるのです。(P132)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2196日)、、、
読んだ本   450冊 (1日平均0.2冊)
読んだページ 103235ページ(1日平均47ページ)
(´・ω・`) 1日平均冊数が0.01冊減っちゃった。

book20130716
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