縮む世界でどう生き延びるか?

縮む世界でどう生き延びるか? (メディアファクトリー新書)
長谷川英祐
メディアファクトリー
売り上げランキング: 135,753

人口は減少し経済も縮小の道を歩み始めた日本。
拡大していることが前提のこれまでの経済学はもう役に立たない。
縮小している世界でも長く行きのびている生物の生き方に、今後の日本の生き方を見つけよう!
ということで、具体策は記載されていませんが、概念としては面白い考え方です。
若者の草食化についても、縮小する世界に対応するための「進化」と考えるのも面白い考え方。

~ もくじ ~

序 章 縮みゆくこの国で生き物に学ぶ
第1章 増えたものはいつか減る 生態学の常識と経済学の非常識
第2章 環境の中で「個」は進化する
第3章 栄えるとき、縮むとき
第4章 「縮む」と「安定」は似ている
第5章 縮みゆく社会でしぶとく生きる
終 章 撤退なんて怖くない 来るべき世界へ
[終わりに]常識を疑おう

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

あなたが「科学は公明正大である」と思っているとしたら、それは間違いです。科学の考え方自体は公明正大かもしれませんが、科学を行うのは人間なので、人間が陥りやすいバイアスは科学の世界にも存在します。(P114)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

釣りができればまず幸せ、魚が釣れればさらに幸せ、大物が釣れればさらに幸せです。そこで「大物が釣れなければ幸せではない」とすれば、幸せになれる機会は激減するでしょう。何もない状態から幸せを積み上げる足し算の考え方が重要で、完璧な状態から引き算をするのは不満を増やしてしまうだけです。(P200)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2140日)、、、
読んだ本   438冊 (1日平均0.2冊)
読んだページ 100406ページ (1日平均46ページ)

book20130521
atasintiさんの読書メーター

コメントを残す