日本は世界1位の政府資産大国

日本は世界1位の政府資産大国 (講談社プラスアルファ新書)
高橋 洋一
講談社
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国の借金が1000兆円を超えてしまった。もう増税するしかない!
ということで消費税の増税が決まってしまったけれど、実は増税なんかしなくても十分やっていけるだけの資産を持っている。
借金の話だけをして資産の話をしないのはなぜか?
「そんなことをしたら、官僚の天下り先がなくなっておいしい汁をすえなくなってしまうではないか。
増税だ、増税、とにかく増税だ!」
そんな財務省の実態がよーくわかります。
もちろん、この手の数値を扱う本は自分に都合のいい数値のみを扱うことが多いので、100%鵜呑みにはできませんが。

~ もくじ ~

まえがき-日本国の資産総額は629兆円
序 章 世界一の政府資産を持つ日本
第一章 捻出できた震災復興費-消えた30兆円
第二章 財務省が仕掛ける大増税時代
第三章 掘り起こした46兆円の埋蔵金
第四章 税金は公務員のために
第五章 天下り法人全廃で200兆円
第六章 政府資産売却―アベノミクス四本目の矢
第七章 売れない固定資産からカネを生む方法
第八章 100兆円の外為特会はいらない
終 章 役人が狙う年金準備金100兆円

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

しかし、この言葉は新聞記者やテレビのコメンテーターが、みずから調べることもせずに、財務省の官僚が流している言葉をそのままオウムのように繰り返しているにすぎない。そして注意すべきは、「役人は嘘はつかないが、都合の悪いことはあえていわない」ということだ。(P16)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

さらにいえば、税率アップが財務省利権にとって重要だ。というのは、消費税率がアップすると、必ず軽減税率やゼロ税率の話が出てくるからだ。
典型的な例が新聞業界だ。社会的使命を主張し、消費税の軽減税率を財務省に働きかけている。これは、新聞ではほとんど報道されない事実だ。(P66)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2298日)、、、
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book20131026
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