溶けていく暴力団

溶けていく暴力団 (講談社プラスアルファ新書)
溝口 敦
講談社
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暴力団が市民に溶け込んでいく、そんな怖い話かと思ったら、
時代に乗り遅れた暴力団は溶けてなくなっていくというお話でした。
ただ、、、言葉の隅っこから、、、
「ヤクザが必要悪だった頃はよかった」
という雰囲気が匂ってきて、ちょっといやーな感じも。。。

~ もくじ ~

はじめに
第一章 細る山口組
第二章 包囲下の工藤會
第三章 飛んでる半グレ集団
第四章 テキヤの悲鳴
第五章 組員の行く末
第六章 暴力団の適正規模
第七章 狭まる棲息領域
第八章 万人が万人の狼に
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

堅気の人間でさえ再就職が難しい時代に、元組員にまともな仕事などあるわけがない。結果、元の暴力団には戻らないまでも、犯罪グループに近づき、犯罪収益のおこぼれを頂戴するしかないだろう。
つまり現状のシステムでは、暴力団をやめさせても社会の浄化につながらないのだ。原発の汚染水をタンクに入れようと、隔壁で囲もうと、結局は処理されることなく、海にタレ流され、海を高レベル放射能で汚染するのと同じである。(P107)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2324日)、、、
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book20131121
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