そして日本経済が世界の希望になる

そして日本経済が世界の希望になる (PHP新書)
ポール・クルーグマン
PHP研究所
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2008年にノーベル経済学賞を受賞した経済学者クルーグマンさんによる日本経済の見通しです。
クルーグマンさんはアベノミクスについて、少なくともこれまでの政策については絶賛しており、この先舵取りを間違えなければ、日本経済の先行きは明るく、欧米の模範になるとまで言っていますが、一方で、クルーグマンさんが、今この経済状況で増税するのはおろかなことだと言っているそのおろかなことをやることに決めてしまっているわけで、せっかくのアベノミクスの効果を消費税増税がだいなしにしなければいいなと思う今日この頃です。

~ もくじ ~

プロローグ
第1章 「失われた20年」は人為的な問題だ
第2章 デフレ期待をただちに払拭せよ
第3章 中央銀行に「独立性」はいらない
第4章 インフレ率2パーセント達成後の日本
第5章 10年後の世界経済はこう変わる
エピローグ
解説 山形浩生

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

ある歴史を持ち出して、それを根拠に語ることには慎重でなければならない。アベノミクスに反対する識者たちは行動を起こさないことの言い訳として、議論をつくりあげているだけだ。(P28)

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

もしそこで自由主義経済が完璧に機能していると思っても、効果的な結果を出したとしても、それが必ずしもフェアな結果をもたらすわけではない。そして自由主義経済が完璧に機能することは原理的にありえないからこそ、政治が経済に関わることが不可欠になる。(P76)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2367日)、、、
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なに、このゾロ目!


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