病む女はなぜ村上春樹を読むか

病む女はなぜ村上春樹を読むか (ベスト新書)
小谷野 敦
ベストセラーズ
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村上春樹さんの批判本です。
それはもう村上春樹さんのことをめったくそにこき落としています。
それもどの小説のどこどこの場面のこの方言はああだこうだと、まるで重箱の隅をつつくようにネチネチネチネチと・・・
さらに村上春樹さんのファンについてもネチネチネチネチと・・・
そしてそれに飽き足らず、いろんな作家のいろんな本のいろんな場面が次々と現れてはネチネチネチネチと・・・
なんだかんだといいながら、自分が嫌いなことをただただ列挙しているだけ?
その上同じ話が何度も出てくるし、とにかく読むのに疲れる本でした。
この本の中で他の作家や作品の批判として書かれていることを、そのままこの本に返したいことがいくつもあります。

結局、この本で作者が言いたいことは、村上春樹さんの小説にはいつも自分からフェラチオを迫るような女性が出てくるが、自分はそのような女性にこれまで出会ったことがないので妬ましい、ってことかな。

なお、私自身は村上春樹さんの本を読んでいないので何ともわかりません(^^;
いえ、、、「ノルウェイの森」をずっと以前に読んだはずですが、どんな話だったのか全く覚えていない、、、

~ もくじ ~

まえがき
第一章 村上春樹はノーベル文学賞をとれるのか
第二章 ニンフォマニアの文学世界
第三章 精神を病むというファッション
第四章 村上春樹から俗物問題を考える
【附録】村上春樹は私小説を書くべきである

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

しかし、売れているからえらい、というのはとても文学の判断とは思えないので、あまり真に受けるわけにはいかない。(P89)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2502日)、、、
読んだ本   532冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 123741ページ(1日平均49ページ)

book20140518
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