もしも利休があなたを招いたら

もしも利休があなたを招いたら  茶の湯に学ぶ”逆説”のもてなし (角川oneテーマ21)
千 宗屋
角川書店(角川グループパブリッシング)
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武者小路千家の次期家元の著者による「茶の湯」とは何か。
「茶道」とか「茶の湯」というと、しきたりとか作法を教え込まれるという印象がありますが、それは本質ではない。
「形式」ではなく、「心」や「生き方」を説いているということがわかります。
また三千家の関係について初めて知りました。

正座が苦手なおとうさんとしては、イスに腰掛けての、あるいは立席の茶会なら、招かれてあげてもいいかな、
って何を偉そうに・・・

~ もくじ ~

はじめに
第一章 暮らしを問う”茶室”的空間
第二章 作法がつくるコミュニケーション
第三章 茶室に学ぶ”逆説”のもてなし
第四章 マンハッタンから見つめ返す、日本
第五章 調身、調息、調心-自分自身と向き合うために
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

しかし、基礎にあるものはシンプルです。これまでの自身の経験で、自分がされて嫌だったことはしない、されてうれしかったことをする。そうした、場を読む力、人を思いやる心遣い。これはもうテクニックやハウツーの問題ではなく、その人自身が培ってきた人柄であり、人間性だということです。(P121)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

過去から現代へ営々とつながってきているからこそ「伝統」なのです。ところが現実には、「過去に完成して、そこで止まって、形を守られているもの」というとらえ方が一般的なのではないでしょうか。(P148)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2634日)、、、
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book20140927
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