日本の官能小説

日本の官能小説 性表現はどう深化したか (朝日新書)
永田守弘
朝日新聞出版 (2015-03-13)
売り上げランキング: 117,164

時代によって移り変わってきた官能表現。
作者によって異なる官能表現。
そんな様々な官能表現を例文を豊富にまとめられています。
そこには、あの行為を文で表現することに情熱を傾けた人たちの努力の結晶が、
いえいえ、ただただそれぞれが書きたいことを書いてきただけではなかろうか、
そしてそれを読みたい人が読んでいただけではなかろうか、、、

ただ一つはっきりしているのは、作者は何十年にも渡り、ものすごく多くの官能小説を読み続けてきているということ、80歳を超えて今なお読み続けているということ。
尊敬に値します。

~ もくじ ~

はじめに
第一章 焼け跡のエロス
第二章 官能の目覚め
第三章 タブー視をうふりはらう性描写
第四章 女性官能作家の登場
第五章 ソ連崩壊しても観能は深化
第六章 通信新時代-21世紀の官能
おわりに
官能小説略年表

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

一説によると、生活に余裕がなく食べ物も十分でない時代には、おっぱい派が優勢になり、飽食の時代にはお尻派が増えるというが、はたしてそうだろうか。当っているところもあるようだ。(P172)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2838日)、、、
読んだ本   623冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 147152ページ(1日平均51ページ)

book20150419
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