生殖医療の衝撃

生殖医療の衝撃 (講談社現代新書)
石原 理
講談社
売り上げランキング: 5,314

生殖医療の変遷と技術、それに日本がどうかかわってきたのか、世界はどこへ行こうとしているのか、今後何が解決して何が問題になるのか、よくわかります。
人は神の領域に踏みこもうとしているのか・・・
ちょっとワクワクする。
 
~ もくじ ~

はじめに
プロローグ すべてはその日から始まった!
第1章 ”世界”を変えた3つの技術革新
第2章 精子バンクという「お仕事」
第3章 卵子を求める女性たち、卵子を預ける女性たち
第4章 男でもなく、女でもなく
第5章 ある性同一性障害者の告白
第6章 革命前夜
第7章 遺伝子のポリティクス
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

つまり、私たちが、「遺伝子」のことを考えるとき、先ほどのべた「遺伝子解析全面拒絶」も、「遺伝子至上主義、原理主義」も、あまりにナイーブすぎて、もはやお話にならないほど時代は変わっている。「遺伝子解析」は、日常化しようとしているのだ。(P193)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

一般論で言うと、一定の機能を果たしている現状を変更するためには、現在の状況の問題点が何なのかを明確にすること(正確な現状認識)、そして、変更することによる利益と不利益を整理すること(利害得失の冷静な判断)がまず必要になる。ここに感情論や利益誘導が重なると、ろくなことにならないのは、いずこの世界でも同様である。(P195)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3339日)、、、
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book20160901
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