本当は間違いばかりの「戦国史の常識」

本当は間違いばかりの「戦国史の常識」 (ソフトバンク新書)
八幡 和郎
ソフトバンククリエイティブ
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歴史書なんてものは、時の権力者が自分に都合のいいように書き変えてしまう。
そんな訳で、現在常識と思われている、室町時代から安土桃山時代までの歴史についても、間違いがいっぱい!
と言っても、この本の内容も諸説の一つと考えるべきでしょう。
ただ、これまで軽視されてきた室町時代に光を当てた内容は、中々面白い。

~ もくじ ~

プロローグ~戦国時代、日本は世界の最先進国だった
第一章 室町時代は冴えない時代ではない
第二章 平清盛をお手本のした織田信長
第三章 ナポレオンの先駆者だった豊臣秀吉
第四章 日本を儒教の国にした家康・心の闇
第五章 信玄や謙信の石高は百万石もなかった
第六章 信長より前に上洛した大内・三好の末路
第七章 大航海時代の主役になれず鎖国で引きこもり
あとがきと参考文献~「戦国史の常識」はデタラメな魑魅魍魎の世界

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

地方統治のやりやすさということからいっても、地方の権力が地域のボスの横車や住民エゴで機能不全とならないためには、うしろに中央政府の監視があった方がよいことも多い。(P116)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

「イギリス」や「ギリシャ」といった日本でおなじみの国名が、英語での呼び方とあまり似ていないのを不思議に思う人が多い。実はこうした呼び名はポルトガル語の呼び名が元になっているのである。(P246)

 
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1762日)、、、
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