PatreonがMisskey.ioへの支援を閉鎖

分散型プロトコルActivityPubベースのミニブログサービスMisskeyのサーバー(インスタンス)「Misskey.io」はユーザからの寄付(支援)がメインで運営されていますが、その寄付(支援)で利用していたのが「Patreon」というサービス。
そのPatreonが突然、Misskey.ioへの支援を閉鎖したとのことです。

Misskey.ioサポートからのお知らせより。


これに伴い、急遽、Patreonの代替サービスを自前で開発中で、またそれに必要な役所への届け出等を行おうとしているとのことです。

Misskey.io運営の村上さんのメッセージより。

これについては、以前から「Patreonは手数料が高いので代替サービスの開発を検討している」という話を村上さんがされていましたので、それを急いで進めることになったということでしょう。
また、Patreonへのログインもできなくなったため、誰が年間サポートをしてくれていたのかなどのリストも見ることができず、過去のメールを1件1件掘り起こして新たにリストを作るか、など課題もあるそうです。
しかし、Misskeyのようなサービスを運営するのと、お金を扱うサービスを運営するのとでは、個人情報の管理などの点で求められる厳しさが異ると思われ、簡単ではなさそうです。

ところで、普通なら、まず警告があり、その後に改善がなければアカウント凍結などの処置を行うということになると思いますが、なぜ、いきなり問答無用でアカウント凍結のような事態になったのでしょうか。
これについては、どうも、Patreon自体が「小児性愛コンテンツを扱うサービスを支援している」と訴えられているからのようです。

~ 関連ニュース ~
生成AIの児童性虐待画像を売買 日本のソーシャルメディアなどで – BBCニュース
BBCはペイトリオンに連絡し、一例を示した。ペイトリオンは、「(コンテンツは)リアルに近く、私たちのポリシーに違反している」と認め、問題のアカウントはすぐに削除したと説明した。

ペイトリオンはまた、自分たちには小児性愛コンテンツをいっさい認めない「ゼロ・トレランス(非容認)」ポリシーがあるとして、「クリエイターは、未成年者が関係する性的テーマのコンテンツに資金提供はできない」と主張した。



数あるActivityPubベースのMastodonサーバーやMisskeyサーバーの中で、Misskei.ioは非常に見やすく良くできたサーバーだと思います。
今後、どうなるのか、注視していきたいと思います。
しーゆー。

コメントを残す