アニメと生命と放浪と

杉井 ギサブローが語るアニメに対する想い。
動きにこだわり自然の動きに近づけようとするアメリカの「アニメーション」と、動かさないことで心情を表現しようとする日本の「アニメ」の違いなど、とっても面白い。
「タッチ」や「銀河鉄道の夜」など、手がけた多くのアニメを制作する際に、何を考えていたのか、何を求めていたのか、何を作品に込めたのか、とてえも興味深い。
そんな、杉井さんの想いを知った上で、どれも、もう一度見直してみたくなる。

~ もくじ ~

はじめに
第一章 アニメで人間の内面を描くために
第二章 東映動画から虫プロへ
第三章 アニメとの格闘。その神髄の感受。そして挫折
第四章 旅の空から
第五章 キャラクターに情感を
第六章 仕事としてのアニメーション監督
第七章 生きることと作ること
杉井ギザブロー略年譜

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

仕事を見つけるということは、その仕事を自分のものだと思えるということでもある。
では、自分の仕事だと思えるものを見つけるにはどうすればいいか。その一つは、目の前の仕事を好きになることだろう。(P200)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

人間というのは、生まれてから死ぬまでの、その時間だけが人生だ。どうやって生きても一回きりの人生。だからこそ人は、死んだ人の分も引き受けて生きるし、その想いによって生きている人生を充実させようとする。
そして、壁にぶつかったら、少し旅に出ていい。(P232)

  
  
  
これで、、、2007年07月13日以降(1850日)、、、
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読書メーター – atasinti

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