日本農業への正しい絶望法

日本農業への正しい絶望法 (新潮新書)
神門 善久
新潮社
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日本の農業が抱える本当の問題は何かがよくわかります。

政府がやっていることはことごとく農業をダメにしている。
改革派が唱えることも保護派が唱えることもことごとく農業をダメにしている。
マスコミが美化し唱える農業ブームもことごとく農業をダメにしている。
あれもダメ、これもダメ、ぜーんぶダメ。

農業を救うには、昔ながらの、日がな一日、土と向き合い、植物と向き合い、空と向き合う、そんな耕作技能を持った農民を育てるしかない。

と著者は言ってます。

うーん、、、
それはそうかもしれないけど、、、
技能がない人でも技能がある人と同じモノが作れるように、
あるいは、何年も修行をしなくても技能を身につけられるように、
できないものなのかなぁ。。。

最後の方の、「わたしは技能のある農家の方と親しく付き合っているので、おいしい野菜を頂いています。」という自慢話は、書かなければいいのに。。。

~ もくじ ~

もくじ
第1章 日本農業の虚構
第2章 農業論議における三つの罠
第3章 技能こそが生き残る道
第4章 技能はなぜ崩壊したのか
第5章 むかし満州いま農業
第6章 農政改革の空騒ぎ
第7章 技能は蘇るか
終 章 日本農業への遺言
主要な参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

「待ちぼうけ」の童謡が教えるように、不労所得の存在は、えてして、勤労意欲を失わせ、人生をゆがめる。(P41)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

マスコミにかかわってみてつくづく感じるのは『マスコミに出続けたい病」の怖さだ。(P67)

 
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1905日)、、、
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