脳には妙なクセがある

脳には妙なクセがある (扶桑社新書)
池谷 裕二
扶桑社
売り上げランキング: 6,538

読めば読むほど、人間の脳って不思議!

~ もくじ ~

はじめに
1 脳は妙に IQに左右される
2 脳は妙に 自分が好き
3 脳は妙に 信用する
4 脳は妙に 運まかせ
5 脳は妙に 知ったかぶる
6 脳は妙に ブランドにこだわる
7 脳は妙に 自己満足する
8 脳は妙に 恋し愛する
9 脳は妙に ゲームにはまる
10 脳は妙に 人目を気にする
11 脳は妙に 笑顔を作る
12 脳は妙に フェロモンに惹かれる
13 脳は妙に 勉強法にこだわる
14 脳は妙に 赤色に魅了される
15 脳は妙に 聞き分けがよい
16 脳は妙に 幸せになる
17 脳は妙に 酒が好き
18 脳は妙に 食にこだわる
19 脳は妙に 議論好き
20 脳は妙に おしゃべり
21 脳は妙に 直感する
22 脳は妙に 不自由が心地よい
23 脳は妙に 眠たがる
24 脳は妙に オカルトする
25 脳は妙に 瞑想する
26 脳は妙に 使い回す
おわりに
新書化に寄せて
参考文献一覧
索引一覧

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

脳トレにおいて問題にされるべき核心は、トレーニング中に脳がどう活性化するかではなく、トレーニングによって脳がどう変化(あるいは成長)するかということではないでしょうか。どんなにトレーニング中に脳が活性化したとしても、肝心の脳が「変化」しなくては、トレーニングに「効果」があったとは言えないからです。(P107)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

ラベル付けは便利です。それだけでもう「わかった気」になります。すると、ラベルがひとり歩きを始めます。しかし、それは逆因果の錯誤であって、実質上はなんの実効性もありません。(P336)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2536日)、、、
読んだ本   542冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 126068ページ(1日平均49ページ)

book20140621
atasintiさんの読書メーター
 

徳川家が見た幕末の怪

徳川家が見た幕末の怪 (角川oneテーマ21)
徳川 宗英
KADOKAWA/角川書店
売り上げランキング: 344,919

徳川家の末裔である著者が、幕末から明治維新にかけての歴史の怪について考察。
幕末の歴史は明治政府の中心となった薩長の都合のいいところのみが残され、都合の悪い点は抹消されたものであったということがよくわかります。そしてそれが現在の歴史の教科書の内容にもなっている。
特に幕末に結ばれた不平等条約は幕府のせいになっていますが、実は幕府が最初に結んだ条約は日本に有利なものであったにもかかわらず、長州藩による下関砲撃事件や薩摩藩の生麦事件、薩英戦争の結果、その賠償金を大幅に減らす代償として関税率が引き下げらた不平等な条約への変更を受けざるをえなかったということは、ほとんど知らされておらず、その顕著なものであると思われます。

~ もくじ ~

プロローグ -歴史を彩る怪異譚
第一章 討幕の先鋒・薩長の怪
第二章 朝廷をめぐる怪
第三章 幕末擾乱の怪
第四章 戊辰戦争の怪
第五章 明治新政府の怪

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

幕末というのは、皆が鵺にならざるをえない時代だったのだろう。(P37)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

古今東西、「歴史は勝者によって書き換えられる」のが常で、ある意味ではいたしかたのないことともいえる。だが、「書き換えられる前の歴史」を知ることも大切だと思う。(P219)

 
 

これで、、、2007年07月13日以降(2532日)、、、
読んだ本   541冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 125719ページ(1日平均49ページ)

book20140617
atasintiさんの読書メーター

神奈川「地理・地名・地図」の謎

神奈川「地理・地名・地図」の謎 (じっぴコンパクト新書)
実業之日本社
売り上げランキング: 337,847

小学3年生のときに、住んでいる市町村について学びます。
小学4年生のときに、住んでいる都道府県について学びます。
そんなわけで、おとうさんは昔住んでいた福岡市や福岡県については、少なくとも小学生レベルの知識はあるわけですが、今住んでいる神奈川県については、もうかれこれ20年以上住んでいますが、ほとんど知りません。
私にとって神奈川は、以前住んでいた川崎と今住んでいる横浜と、ほんの1年ほど通勤した横須賀と、年に1・2度訪問する鎌倉くらいで、その他の地域はほとんど知らない所ばかり。
ということで手に取ったこの本が、いきなり「厚木」から始まるのは、ちょっとした驚きです(笑

いろいろ行ってみたいところが増えてしまった。

ところで、地名は溝口で、JRの駅名は武蔵溝ノ口で、東急線の駅名は溝の口なのはどうしてかってことが書いてなかったのは、ちょっと残念かも。。。

~ もくじ ~

はじめに
第一章 地図には不思議が満ちている
第二章 地名が語る意外な真実
第三章 臨海都市・ハマはこうしてつくられた
第四章 訪ねたくなる歴史散策ディープスポット
第五章 交通から見えてきた過去・現在・未来
参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

いまは優雅な観光地となった港の見える丘公園だが、かってはフランス軍とイギリス軍が、対抗した一触即発の状態の軍事的要衝だったのである。(P83)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

この七福神の入れ子人形が、どのようないきさつでロシアへ渡ったのか。
箱根町立郷土資料館によると、箱根細工の七福神は、ロシア人マントフの妻が土産として買い求め、ロシアに持ち帰ったという。事実、彼女が購入した七福神は、いまもロシアのザゴルスク玩具展示館に展示されている。(P126)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2526日)、、、
読んだ本   540冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 125483ページ(1日平均49ページ)

book20140611
atasintiさんの読書メーター

終活なんておやめなさい

終活なんておやめなさい (青春新書プレイブックス)
ひろさちや
青春出版社
売り上げランキング: 461

遺言書なんて書かない方がよい。
葬式なんてどうだっていい、香典も香典返しもいらないし、
お墓もいらないし、墓参りもする必要はない、
戒名も位牌もいらない。
すべて仏教の教えに反した行動。
いずれも江戸時代以降にお寺が利益を得るために始めたこと。
という話を仏教の教えを元に行なっています。
話の内容はとてもよくわかるし、共感できます。
ただ、ちょっと上から目線な口調が、、、

~ もくじ ~

はじめに
1章 遺言書は無用
2章 葬式は思案無用
3章 墓、墓参りはお悩み無用
4章 戒名こそ無用
5章 釈迦が教える供養とは
6章 真の終活とは何か
7章 最期を明らめてこそ生が輝く

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

釈迦は、「死」についてどう教えておられるでしょうか?じつは、釈迦の教えの根本は、意外に思われるでしょうが、
-死後についていっさい考えるな!-
であります。(P3)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

お坊さんたちは、本来説くべきそのことはいわず、神道などを持ち込んでイカサマばかり説いています。(P130)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2521日)、、、
読んだ本   539冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 125275ページ(1日平均49ページ)

book20140606
atasintiさんの読書メーター

ルポ 妻が心を病みました

(030)ルポ 妻が心を病みました (ポプラ新書)
石川 結貴
ポプラ社
売り上げランキング: 299,427

心の病に陥った妻とその夫についてのルポ。
心の病に対する薬が、そして安易にそれを処方する医師が、いかに恐ろしい存在であるのかがよくわかります。
((((;゚Д゚))

一方、自分の妻が心の病に陥ってしまった場合、この本に出てくる夫のように立派に献身的に努めることが自分にできるだろうか・・・

心の病に陥らないように、常日頃から過ごすことが大事ですが、明日は我が身かも・・・

~ もくじ ~

はじめに
第1章 「男の仕事」と妻の病気
第2章 うつ病の日々を手さぐりで歩いて
第3章 誤診との長き闘い
第4章 情報と愛情のゆくえ
第5章 「助けたい」人々の思い
最終章 心の病とどう向き合うか
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

だが、精神科の診断は多くの場合、医師の「診立て」によるもので、科学的な根拠に基づく診断は確立されていない。(P141)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

誰にも言えなかった、その言葉が含むものは重い。「心の病」に向けられる根強い偏見、興味本位の詮索、あるいは心ない批判を恐れて、彼らが病気以外の現実にも苦しんでいることの表れのように思う。(P234)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2521日)、、、
読んだ本   538冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 125067ページ(1日平均49ページ)

book20140604
atasintiさんの読書メーター

その「つぶやき」は犯罪です

その「つぶやき」は犯罪です: 知らないとマズいネットの法律知識 (新潮新書)
神田 芳明 前田 恵美 深澤 諭史 香西 駿一郎
新潮社
売り上げランキング: 5,150

インターネットのあれこれについて、法律の観点で白黒つけてくれます。
例をもとにしているのでわかりやすい。
旧ブログから数えて10年のこのブログにも数々のアウトな書き込みが存在していそうです。。。
(´・ω・`)

~ もくじ ~

序 章 「加害者」にも「被害者」にもなる時代
第1章 人は知らぬうちに「加害者」になる
   1・「勘違い」で罪を犯す人々
   2.「名誉棄損」をしてしまう人々
   3.「個人情報」を漏らしてしまう人々
   4.「肖像権」を侵害してしまう人々
   5.「著作権」を侵害してしまう人々
   6.「嘘」による罪を犯す人々
   7.「善意」で罪を犯す人々
第2章 人はある日突然「被害者」になる
   1.書き込まれたら、こう対処する
   2.新手のネット問題に巻き込まれたら
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

法律の世界では、「法を知らなかった」ということは何の言い訳にもなりません。これを法律の世界の格言で、「法の不知は害する」と言います。法律を知らなかったことを理由にして責任を免れることはできない、という意味です。(P34)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

インターネットでは情報が氾濫しており、その取捨選択をするメディアリテラシーが重要であるといわれています。それと同じくらい、インターネット上のトラブルでは、正しい情報や知識を持ち、それに基づいて正しい対処を行なうことが何より大事です。(P206)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2519日)、、、
読んだ本   537冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 124832ページ(1日平均49ページ)

book20140602
atasintiさんの読書メーター

2014年5月の読書のまとめ

\(^O^)/ 3ヶ月連続、目標の2000ページ超え!

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2427ページ
ナイス数:0ナイス

ちばてつやが語る「ちばてつや」 (集英社新書)ちばてつやが語る「ちばてつや」 (集英社新書)
読了日:5月27日 著者:ちばてつや
ネット炎上 職場の防火対策 (日経プレミアシリーズ)ネット炎上 職場の防火対策 (日経プレミアシリーズ)
読了日:5月26日 著者:岡嶋裕史
税務署VS脱税者どんな善人でも税金はごまかす (角川SSC新書)税務署VS脱税者どんな善人でも税金はごまかす (角川SSC新書)
読了日:5月23日 著者:大村大次郎
生殖医療はヒトを幸せにするのか 生命倫理から考える (光文社新書)生殖医療はヒトを幸せにするのか 生命倫理から考える (光文社新書)
読了日:5月21日 著者:小林亜津子
病む女はなぜ村上春樹を読むか (ベスト新書)病む女はなぜ村上春樹を読むか (ベスト新書)
読了日:5月18日 著者:小谷野敦
からくり民主主義 (新潮文庫)からくり民主主義 (新潮文庫)
読了日:5月15日 著者:高橋秀実
ブラ男の気持ちがわかるかい? (文春文庫)ブラ男の気持ちがわかるかい? (文春文庫)
読了日:5月11日 著者:北尾トロ
眠れないほど面白い『古事記』: 愛と野望、エロスが渦巻く壮大な物語 (王様文庫)眠れないほど面白い『古事記』: 愛と野望、エロスが渦巻く壮大な物語 (王様文庫)
読了日:5月5日 著者:由良弥生
大人も眠れないほど恐ろしい初版『グリム童話』: メルヘンの奥にある血と残虐、秘められた性愛の香り (王様文庫)大人も眠れないほど恐ろしい初版『グリム童話』: メルヘンの奥にある血と残虐、秘められた性愛の香り (王様文庫)
読了日:5月2日 著者:由良弥生

読書メーター
book201405-1

ここ2年間の読書量の推移
book201405-2
book201405-3

読書メーターに登録以降の月別一日あたりの平均読書ページ数の推移
book201405-4
 

ちばてつやが語る「ちばてつや」

ちばてつやが語る「ちばてつや」 (集英社新書)
ちば てつや
集英社 (2014-05-16)
売り上げランキング: 6,602

漫画家のちばてつやさんが自身のこと、自分のそれぞれの作品を描いた頃、何があって何を考えていてその作品ができあがったのかなどなどについて、語っています。
とても面白い。
そしてこれを読んだ後にもう一度漫画を見ると違った見方ができてさらに面白いかもしれない。

~ もくじ ~

序 章 「ちばてつや」になる前の千葉徹彌
第一章 高校生で「貸本漫画家」に
第二章 「少女漫画家」として雑誌デビュー
第三章 『ちかいの魔球』『紫電改のタカ』と週刊少年漫画誌
第四章 『ハリスの旋風』から『あしたのジョー』への激動時代
第五章 『おれは鉄兵』『のたり松太郎』と青年漫画への進出
第六章 『あした天気になあれ』とスポーツ漫画
終 章 漫画の未来に向けて
本書で語られたちばてつや作品

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

そこからさらに取材すればもっと深い知識も得られたのだろうが、知り過ぎると逆に奇想天外なことが思いつかなくなるといいうデメリットもある。(P172)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

私が普段気をつけているのは、そうした法規制を求める人間の論法が、必ず『あなたの子供を守るために』というフレーズから始まることだ。すぐ「子供のために」と言い出す人には気をつけたほうがいい。その言葉の陰には、必ず歪んだ権力志向や支配欲のようなものが見え隠れしている。(P232)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2515日)、、、
読んだ本   536冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 124625ページ(1日平均49ページ)

book20140527
atasintiさんの読書メーター

ネット炎上 職場の防火対策

ネット炎上 職場の防火対策 (日経プレミアシリーズ)
岡嶋 裕史
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 239,674

ネットの炎上はどうして起きるのか。
炎上しないようにするにはどうすればいいのか。
そうはいっても完全に防止することはできない。
もし炎上してしまったときにはどうすればいいのか。
特に従業員やアルバイトがやらかしてしまった場合はそういう対応をすべきか。
ということを分かりやすく解説。

もっともそれほど目新しいことが書いてあるわけではありません。
言われてみれば当たり前のこと、その当たり前のことができていないから炎上しちゃうんですね。
ただし、リアル世界とネット世界の違いを誤ると恐ろしいことに・・・

~ もくじ ~

はじめに
第1章 炎上はなぜ起きるのか
第2章 炎上の被害
第3章 炎上する人しない人
第4章 店長かくあるべし
第5章 会社を耐火構造に
第6章 大炎上をボヤで済ますために
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

人の噂も七十五日なのがリアル、人の噂が七十五倍になるのがネット(P84)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

情報リテラシが高いというのは、ネット社会の特徴を理解し、自分の発言と影響力を理解していることと言い換えられます。(P115)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2510日)、、、
読んだ本   535冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 124369ページ(1日平均49ページ)

book20140526
atasintiさんの読書メーター

税務署vs脱税者

税務署VS脱税者どんな善人でも税金はごまかす (角川SSC新書)
大村 大次郎
KADOKAWA/角川マガジンズ
売り上げランキング: 16,722

様々な脱税の手口と、それをどうやって国税調査官が見破ったのかを物語風に紹介。
中々面白い。

~ もくじ ~

序 章 税務調査ってなんだ?
第1章 使い込みという脱税
第2章 行列ができるラーメン店の脱税
第3章 住職の罰当たりな脱税
第4章 裏リベートという脱税手法
第5章 調査官は今もあなたを見張っている
第6章 隠し口座が見つかる
第7章 カリスマ・ホストの巧妙な脱税
第8章 領収書を偽造すれば脱税できるのか?
第9章 どんな善人でも脱税する
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

先ほども述べたように国税調査官の仕事というのは、建前の上では、納税者の申告が正しいかどうかをチェックすることである。
しかし税務署には、「より多くの税金を取ってくる」という暗黙の命題がある。そのため国税調査官たちも、税務調査でより多くの追徴税を取ることが課せられているのである。(P34)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2507日)、、、
読んだ本   534冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 124161ページ(1日平均49ページ)

book20140523
atasintiさんの読書メーター