日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか

日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書)
竹田 恒泰
PHP研究所
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日本には、あるいは日本人には、もちろんいいところもあれば、悪いところもあるわけですが、そんな日本の悪いところはぜーんぶ棚に上げといて、日本の、あるいは日本人のいいところをこれでもかこれでもかと列挙していきます。
でも、それで今の日本の若者が日本人としての誇りを取り戻し元気になるかというとちょっと疑問。
それにこの人のいう日本の、日本人のいいところとは、「古き良き日本」のこと。

さらに本を読み進めていくと、いつのまにか、「日本はすばらしい」という話から「天皇はすばらしい」に話が移っていく。天皇がすばらしいから日本はすばらしい。その天皇を慕い敬っていたから古き良き日本人はすばらしいという話に。
うーん、、、

あっ、この人は元皇族だったのか。。。

~ もくじ ~

この本を手に取った方へ
序 章 世界でいちばん人気がある国「日本」
第一章 頂きます【いただきます】
    - 『ミシュランガイド』が東京を絶賛する理由
第二章 匠【たくみ】
    - 世界が愛する日本のモノづくり
第三章 勿体無い【もったいない】
    - 日本語には原始日本から継承されてきた”和の心”が宿る
第四章 和み【なごみ】
    - 実はすごい日本の一流外交
第五章 八百万【やおよろず】
    - 大自然と調和する日本人
第六章 天皇【すめらぎ】
    - なぜ京都御所にはお堀がないのか
終 章 ジャパン・ルネッサンス
    - 日本文明再興
巻末対談 日本は生活そのものが「芸術」だ
    - 天皇から派生する枝葉のなかに我が国の文化はすべてある!
                         北野武×竹田恒泰
産霊(むすひ)-天皇不在の日本論は日本論に非ず
主要参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

そして「いただきます」とは「あなたの命を頂きます」という意味であり、食材そのものに対する感謝の気持ちを表す言葉であるから、キリスト教徒が神に食事を感謝するのとも性質が異なる。
(略)
一方「ごちそうさま」は「ご馳走様」と書くことからも分かるように、食事を作ってくれた人と食材を生産した人に対する感謝の言葉である。(P97)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

「和」が協調であるのに対し、「同」は妥協であって、協調と妥協は同じようで実はまったく異なる。その違いは主体性を堅持するかどうかの違いによる。(P140)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2210日)、、、
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book20130730
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