薬物依存症

薬物依存症 (ちくま新書)
松本 俊彦
筑摩書房
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薬物依存症というものについて、私も含めて多くの人が誤解しているようです。
ヤクを使って捕まった人が出所後に再びヤクを使ってしまうのはなぜなのか、そのメカニズムがよくわかります。
薬物依存症は犯罪ではなく病気なのだ、刑罰では直らない、治療が必要なのであり、長い時間をかけて治療すれば治る病気なのだというお話。
多くの薬物依存者は、快楽を求めて薬物を使ったのではなく、心の痛みを自分の肉体を傷つけることで和らげるために薬物を使っているので、重症の場合を除いて、刑務所や病院の中で孤立させてしまうとそこにいる間は薬物と切り離されているから使わずに済んでも、出所すると、受刑の過去を持つ身なのでますます社会から孤立し、再発してしまう。社会的に孤立させないことが大事。
正直に「やりたい」「やめられない」「やってしまった」と言える環境が治療には必要。
日本では、マスコミの薬物使用の有名人への大バッシング報道などの影響で、薬物依存者が社会的に孤立する社会になってしまっているのが逆効果になっているとのこと。
よくわかります。
 
~ もくじ ~

はじめに
第Ⅰ部 「薬物」と「依存症」
 第1章 薬物依存症とはどのような病気なのか
 第2章 いま問題になっている薬物
第Ⅱ部 よりよい治療・回復支援を求めて
 第3章 刑罰や規制で薬物問題が解決できるか
 第4章 薬物依存症からの回復――自助グループが発見したもの
 第5章 精神科医療に求められること
 第6章 私たちの挑戦--須磨―プとは何か
 第7章 刑務所を出所した後に必要な支援
第Ⅲ部 孤立させない社会へ
 第8章 人はなぜ薬物依存症になるのか
 第9章 安心して「やめられない」といえる社会を目指して
おわりに
あとがき
引用・参考文献

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(4141日)、、、
読んだ本   935冊 (1日平均0.23冊)
読んだページ 225209ページ(1日平均54ページ)

atasinti – 読書メーター
 
 
書いてあることはとてもよくわかりますが、、、
「ごめん、昨日またヤクやっちゃったよ、また今日からやり直しだ」などと笑いながら話す人と仲良くなれる自信はない・・・
しーゆー。
 

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