報道の脳死

報道の脳死 (新潮新書)
報道の脳死 (新潮新書)

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烏賀陽 弘道
新潮社
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元朝日新聞の新聞記者、雑誌記者を経て今はフリージャーナリストの著者が語る、日本の新聞やテレビはもう死んでいるというお話。
なるほど、なんで日本の新聞やテレビはダメなのか、そしてなぜ改善されないのか、ということがとてもよくわかった。
彼らは自分たちがダメな状況であることを、なぜ理解できないのか、ということもよくわかった。
また、そもそもジャーナリストとはなんぞやということも、わかりやすかった。

~ もくじ ~

はじめに
第1章 新聞の記事はなぜ陳腐なのか
第2章 「断片化」が脳死状態を生んだ
第3章 記者会見は誰のためのものか
第4章 これからの報道の話をしよう
第5章 蘇生の可能性とは
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

私たちはもう、結論を出していいのではないでしょうか。「戦争にも匹敵する危機の中、市民が命をかけた判断をするときに、判断材料として役立たない報道に何の存在価値があるのだろうか」と。「存在価値はない」と。(P9)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

「日本にあるのは『疑似報道』『報道もどき』なのではないか」「ガラパゴス島の動植物のように、世界から切り離された島国で独自の進化を遂げた『亜種』だはないか」。(P216)

 
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1818日)、、、
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