眠れないほどおもしろい百人一首: あの歌に“驚きのドラマ”あり!

小倉百人一首の選者、藤原定家が「ボクは~と思うんだ」とか「~だよね」という現代口語体で、一人称で百人一首の各歌の解説を行なっているわけなんだけど、口語体の文章というのは分かりやすいようで実は読みにくいんだよね。
それに藤原定家が語っているはずなのに、後の時代の人物の評に文句を垂れていたりするというのは、ボクはおかしいと思うんだ。
タイトルには「眠れないほどおもしろい」とあるけれど、ちっとも面白くはなくて、その辺の百人一首の解説書となんらかわらないどころか、むしろこの口語体が読みにくくしているだけなんだ。
話し言葉と書き言葉はやっぱり違うんだね。
内容的には、それぞれの歌の作者のこともこの歌を詠んだ時代背景も歌の技巧も一応全部押さえているから、中学生の夏休みの宿題用にはいいかもしれないね。でもこの口語体の文章はそのままコピペしてレポートに書けないから、やっぱり中学生の夏休みの宿題用には向かないかな。
ちょっと技巧の話に偏っている感じもしたなぁ。
っとこの本の文体に似せて書いて見たけど、キミはどう思う?
 
~ もくじ ~

はじめに・・・『百人一首』には人間ドラマのすべてがある!
1章 厳選! あの「有名歌人」たちの”究極の一首”
2章 心ときめく! 雅でドラマチックな恋の歌
3章 百花繚乱! 宮廷女房の華やかな知性薫る歌
4章 ”意外な背景”あり! 知れば知るほど面白い歌
5章 恋を失ったとき・・・涙とともに味わう歌
6章 これぞ名歌! 匠たちの”技巧”に酔いしれる歌
7章 春夏秋冬・・・色とりどりの”四季”を堪能する歌
8章 しみじみと”人生の奥深さ”を味わう歌

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3193日)、、、
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book20160408
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