世界史をつくった海賊

世界史をつくった海賊 (ちくま新書)
竹田 いさみ
筑摩書房
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歴史に名を馳せた海賊たちの物語、と思って読むとちょっとがっかりする。
もちろん、ジャック・スパロウも、モンキー・D・ルフィも、小さなヴァイキング・ビッケも出てこないけど、がっかりなのはそれが理由ではなくて、この本が扱っているのが、エリザベス女王お抱えの海賊たちだけだったから。
でも、16世紀~18世紀のイギリスって国がどんな国だったのかってことがとてもよくわかります。
そして、なぜ、海賊が英雄視されるのかも。

~ もくじ ~ 

まえがき
第一章 英雄としての海賊―ドレークの世界周航
第二章 海洋覇権のゆくえ―イギリス、スペイン、オランダ、フランスの戦い
第三章 スパイス争奪戦―世界貿易と商社の誕生
第四章 コーヒーから紅茶へ―資本の発想と近代社会の成熟
第五章 強奪される奴隷―カリブ海の砂糖貿易
あとがき
用語の表記について
参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

イギリスは「海賊」を犯罪者としてではなく、近代国家の礎を築いた「英雄」として再定義することで、海賊行為を見事に合法化、正当化してきたのである。(P7)

 

これで、、、2007年07月13日以降(1407日)、、、
読んだ本   254冊 (1日平均0.18冊)
読んだページ 57883ページ(1日平均41ページ) + 413ページ
(ページ数および下記グラフにページ数が反映されていない本が2冊あります。221ページ+192ページ)


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