持統天皇

持統天皇-壬申の乱の「真の勝者」 (中公新書)
瀧浪 貞子
中央公論新社
売り上げランキング: 4,188


大化の改新を起こした中大兄皇子(天智天皇)が父、壬申の乱を起こした大海人皇子(天武天皇)が夫の鸕野讚良(持統天皇)の一生。
自分の子、孫を天皇にするために、それまで兄から弟へと継承された皇位を直系の親から子へと継承するように変えた女帝。

~ もくじ ~

第一章 誕生(645年)―人生を方向づけた「大化改新」
第二章 幼少期(649年~)―衝撃を受けた「蘇我倉山田石川麻呂の自害」
第三章 結婚(657年~)―はじめて体験した国難「白村江の戦い」
第四章 夫婦の絆(671年~)―虎に翼をつけた「壬申の乱」
第五章 立后(673年~)―仕組まれた?「大津皇子の謀反」
第六章 称制から即位へ(686年~)―期待に満ちた「藤原京遷都」
第七章 譲位(697年~)―「万葉集」に託されたメッセージ
第八章 死没(702年)―血脈の安泰を願った「大内陵」
あとがき
文献
年表



これで、、、2007年07月13日以降(4509日)、、、
読んだ本   999冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 242300ページ(1日平均53ページ)

atasinti – 読書メーター


著者の一説にすぎない個所も多々あるのかもしれませんが、持統天皇おもしろい。
こういう人こそ、大河ドラマで扱って欲しい。
しーゆー。

日本進化論

日本進化論 (SB新書)
日本進化論 (SB新書)
posted with amazlet at 19.11.11
落合 陽一
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 5,554


日本が抱える様々な問題は実は新しい技術の導入を進めることで解決できる問題も多い。
そのためには政治的に規制を緩和するなどの施策が必要。
ということで、政治(Politics)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語「ポリテック」を提言。

~ もくじ ~

本書を始める前に―ポリテックとは何か ポリテックで「失われた20年」は取り戻せるのか―小泉新次郎×落合陽一対談
序章  テクノロジーと日本の課題を探る
第1章 「働く」ことへの価値観を変えよう
第2章 超高齢化社会をテクノロジーで解決する
第3章 孤立した子育てから脱却するために
第4章 今の教育は、生きていくために大事なことを教えているか?
第5章 本当に、日本の財源は足りないのか
第6章 人生100年時代の「スポーツ」の役割とは?
終わりにー変わりゆく時代、私たちは何をすべきか


~ なるほどな一文 ~

テクノロジーが完成された後に政治が対応するのでは遅くて、テクノロジーが出現しはじめた段階で議論されるべきだと思います。(P28)


~ もう一つなるほどな一文 ~

さらに思い切った提案をすれば、もはや1人で過ごすことを法律で規制してしまったほうが早いのかもしれません。”一人暮らし禁止法”を制定し、全国民に寮生活を送らせるのです。もちろん、集団生活によるストレスなどデメリットが生じることは十分に想定できます。しかし、「帰る場所がある」ことは、それを補って余りあるメリットを生み出してくれるのではないでしょうか。(P221)



これで、、、2007年07月13日以降(4505日)、、、
読んだ本   998冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 242029ページ(1日平均53ページ)

atasinti – 読書メーター


現在の日本が抱える一番大きな問題は、新しいテクノロジーの導入に消極的な人々が政治の世界の上位にいずわっていること、そしてそんな彼らが消えるのを待っていたら手遅れになってしまうということだと思いました。
しーゆー。

5Gビジネス

5Gビジネス (日経文庫)
5Gビジネス (日経文庫)
posted with amazlet at 19.11.05
亀井 卓也
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 377


5G(第5世代移動通信システム)とはどんなものなのか、それによってビジネスは、社会は、私たちの生活はどうかわるのか、わかりやすく解説してくれる本。

~ もくじ ~

プロローグ 202X年、ある日の風景
第1章 5Gが話題になる理由
第2章 5Gが変える生活
第3章 ビジネスをどう変えるか
第4章 5Gがもたらすリスク
第5章 5G時代にわれわれは何をすべきか


~ なるほどな一文 ~

そのときに重要なことは、各種の規制は個人情報の取り扱いを厳格化するものであって、必ずしもプライバシーの侵害を防ぐものではないということです。(P211)



これで、、、2007年07月13日以降(4499日)、、、
読んだ本   997冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 241805ページ(1日平均53ページ)

atasinti – 読書メーター


この本で描かれている近未来は5Gだけでなく、5GとAIを組み合わせた世界なんですが、それは便利な世界であることは確かですが、ちょっとぞっとする一面を持っています。私がどこで何をするのか、すべてAIに監視される世界。そこへ行くにはどの交通機関を使ってどう行けばいいのかを示してくれるだけでなく、そのうち、どこ行って何をすべきかも指示されるようになって、その指示に従って生きるだけの世界がやってくる?
((((;゚Д゚))
しーゆー。

2019年10月の読書のまとめ

まぁ、こんなもんでしょ・・・

10月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1564
ナイス数:0

アンダークラス (ちくま新書)アンダークラス (ちくま新書)
読了日:10月29日 著者:橋本 健二
世界の神話 (岩波ジュニア新書)世界の神話 (岩波ジュニア新書)
読了日:10月23日 著者:沖田 瑞穂
痴漢外来 (ちくま新書)痴漢外来 (ちくま新書)
読了日:10月19日 著者:原田 隆之
路地裏で考える (ちくま新書)路地裏で考える (ちくま新書)
読了日:10月12日 著者:平川 克美
銀河帝国は必要か? (ちくまプリマー新書)銀河帝国は必要か? (ちくまプリマー新書)
読了日:10月08日 著者:稲葉 振一郎
資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐 (集英社新書)資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐 (集英社新書)
読了日:10月02日 著者:マルクス・ガブリエル,マイケル・ハート,ポール・メイソン

読書メーター



~ ここ2年間の読書量の推移 ~



どれだけ読んだかよりも何を読んだかが重要だということは重々承知。
でも何を読んだかと威張れるような本は読んでいないことも重々承知。
しーゆー。

アンダークラス

アンダークラス (ちくま新書)
橋本 健二
筑摩書房
売り上げランキング: 22,798


今、日本ではアンダークラスと呼べる人々が増大している。
そんなアンダークラスの人々について、いくつかのグループに分け、それぞれのグループの人々の実態を探ります。

~ もくじ ~

序 章 アンダークラスの登場
第一章 新しい階級社会の誕生
第二章 アンダークラスとは何か
第三章 現代日本のアンダークラス
第四章 絶望の国の絶望する若者たち―若年・中年アンダークラス男性の現実
第五章 アンダークラスの女たち―その軌跡と現実
第六章 「下流老人」が増えていく
第七章 「失業者・無業者」という隣人たち
第八章 アンダークラスと日本の未来
終 章 「下」から日本が崩れていく
参考文献



これで、、、2007年07月13日以降(4492日)、、、
読んだ本   996冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 241549ページ(1日平均53ページ)

atasinti – 読書メーター


この本の日本のアンダークラスの定義は「管理・専門職以外の非正規労働者(既婚女性を除く)」というものです。
そのため、年金を貰いながら週何日かバイト等で収入を得ているような高齢者もアンダークラスに含んでいる点にちょっと違和感を覚えます。

アンダークラスの人々は支持政党がない、政治に無関心な人が多い、そのため彼らの声は政治に反映されないという。
今の格差社会を作ったのは、アメリカに習えの自民党政権であることは間違いありませんが、弱者が政治に期待できない社会にすることでその格差社会へと突き進むのを助けた張本人は、かっての民主党政権だと思います。彼らがあまりにもひどかった、派手なパフォーマンスだけで、その実なにもやらない、なにもできない政権だったことが影響していると思います。
しかし、今のままでは、日本はアンダークラスだらけになって滅んでいくしかないのか。
このまま、ほんの一握りの資産家だけが儲け、その他の人はどんどんどんどんアンダークラスへと落ちていくのか。
労働はAIやロボットに任せて、全ての人が芸術や哲学に生きる、そんな夢のような世界が来る前に、日本は滅んでしまうのか???
しーゆー。

世界の神話

世界の神話 (岩波ジュニア新書)
沖田 瑞穂
岩波書店
売り上げランキング: 11,700


全世界の神話をさらっと比較。
地域枚に大きく異なる話がある一方で、似た話があちらにもこちらにも。

~ もくじ ~

はじめに
1 インドの神話
2 メソポタミアとその周辺の神話
3 エジプト・アフリカの神話
4 ギリシアの神話
5 ケルトの神話
6 北欧の神話
7 インドネシアの神話
8 中国の神話
9 オセアニアの神話
10 中南米の神話、北米の神話
付録 古事記
あとがき/参考文献


~ なるほどな一文 ~

私たちは、「違う神話、違う思想を持つ人々がたくさんいる」ということを、優劣をつけずに知っていることが大事なのです。(P187)



これで、、、2007年07月13日以降(4486日)、、、
読んだ本   995冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 241299ページ(1日平均53ページ)

atasinti – 読書メーター


メジェドさんの話を期待していたんだけど、大したことが書いてなくって残念。
まぁ、いまだよくわからない神様だから仕方ないんでしょうけれど。
しーゆー。

痴漢外来

痴漢外来 (ちくま新書)
原田 隆之
筑摩書房
売り上げランキング: 10,004


痴漢治療と聞くと、「何でもかんでも病気ということで済ませるな、痴漢は犯罪だ!」と怒りまくる人もいますが、この本も痴漢が「犯罪ではなく病気だ」と言っているのではありません。痴漢は犯罪なので、もちろん罰せられなければなりません。その上でさらに再犯防止に向けた治療を受けるべきだという話です。
そんなことするよりもっと厳罰にすればよいという人もいますが、データ的には厳罰化することで再犯率が若干上がるという結果が出ています。
一生刑務所に閉じ込めておけばいいんだという人もいますが、コストがかかりすぎます。
刑務所の中で、さらに出所後も、あるいは罰金刑ですんだ場合も執行猶予の場合も、治療を義務化することによって再犯率は下がります。
ただし0にはならない・・・

~ もくじ ~

はじめに 痴漢外来とは
第一章 痴漢外来の一日
第二章 「病気」としての性的問題行動
第三章 性的依存症の原因と診断
第四章 性的依存症の治療
第五章 ハイリスク性犯罪者への対処
第六章 強迫的性行動症―さまざまな生の困難を生きる人々
第七章 性犯罪者の被害者
おわりに
参考文献



これで、、、2007年07月13日以降(4482日)、、、
読んだ本   994冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 241059ページ(1日平均53ページ)

atasinti – 読書メーター


それにしても、裁判官をはじめとして、被害者に対する理解のなさはひどいですね。
ここをあらためない限り、日本はいつまでも野蛮な国・・・
しーゆー。

路地裏で考える

路地裏で考える (ちくま新書)
平川 克美
筑摩書房
売り上げランキング: 197,932


平川克美さんの、ご本人が言うには「路地裏目線」のエッセイ。

~ もくじ ~

まえがき 路地裏の散歩者
第1章 路地裏の思想
第2章 映画の中の路地裏
第3章 旅の途中で
あとがきにかえて 負け犬の遠吠えが響く町を歩くということ
初出一覧


~ なるほどな一文 ~

わたしたちは、ポスト・トゥルースの時代(真実が力を持たなくなった時代)に生きている。その意味は、真実が語られなくなったのではなく、真実を見ようとする意志が、嘘を嘘と知りつつ騙されることの快楽にとって代わられた世界だということである。(P78)



これで、、、2007年07月13日以降(4475日)、、、
読んだ本   993冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 240771ページ(1日平均53ページ)

atasinti – 読書メーター


そうそうホントそれっという話もあれば、ちょっとこのおじさんなに言ってるのって話もあるけれど、それはそれで面白いところかもしれない。
しーゆー。

銀河帝国は必要か?

銀河帝国は必要か? (ちくまプリマー新書)
稲葉 振一郎
筑摩書房
売り上げランキング: 32,347


アイザック・アシモフさんのロボットと銀河帝国を描いたSF作品群を哲学的に読み解く?

~ もくじ ~

第1章 なぜロボットが問題になるのか?
第2章 SF作家アイザック・アシモフ
第3章 宇宙SFの歴史
第4章 ロボット物語―アシモフの世界から(1)
第5章 銀河帝国―アシモフの世界から(2)
第6章 アシモフと人類の未来
参考文献
あとがき



これで、、、2007年07月13日以降(4471日)、、、
読んだ本   992冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 240554ページ(1日平均53ページ)

atasinti – 読書メーター


自ら考えるようになったロボットが、それでもロボット三原則に従って行動するのですが、「ロボットは人間に危害を加えてはならない」というがそもそも「人間」とは誰のことを言うのかと思い悩み、ロボット同士で議論したり、長い長い悠久の時を経て嗜好を重ねたロボットが、ロボットがいたら人間がダメになってしまう、人間の発展のためには自分たちはいない方がよいという結論を出し、人間の前からロボットたちは姿を消すのだけれど、人間をほっておくことはできず、人間に悟られないように人間をコントロールするとか、アシモフさんのSFは読んだことがありませんが、とっても面白そうです。もっとも多量にあるので簡単に手を出すことはできそうにありませんが・・・
そんなとっても面白いアシモフさんのSFも、哲学の手にかかるとなんとも堅苦しいつまらない話になってしまうということがよくわかる、そんな本です。
しーゆー。

資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐

資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐 (集英社新書)
マルクス・ガブリエル マイケル・ハート ポール・メイソン
集英社
売り上げランキング: 331


斎藤幸平さんが、マルクス・ガブリエルさん、マイケル・ハートさん、ポール・メイソンさんの3人とそれぞれ現代社会が抱えている問題について議論します。

~ もくじ ~

はじめに――大分岐の時代に
第一部 マイケル・ハート
 第一章 資本主義の危機と処方箋
 第二章 政治主義の罠
 第三章 <コモン>から始まる、新たな民主主義
 第四章 情報テクノロジーは敵か、味方か
 第五章 貨幣の力とベーシック・インカム
第二部 マルクス・ガブリエル
 第一章 「ポスト真実」の時代を生んだ真犯人
 第二章 「人間の終焉」と相対主義
 第三章 新実在論で民主主義を取り戻す
 第四章 未来への大分岐―環境危機とサイバー独裁
 第五章 危機の時代の哲学
第三部 ポール・メイソン
 第一章 情報テクノロジーの時代に資本主義が死んでゆく
 第二章 資本の抵抗―GAFAの独占はなぜ起きた?
 第三章 ポストキャピタリズムと労働
 第四章 シンギュラリティが脅かす人間の条件
 第五章 資本主義では環境危機を乗り越えられない
 第六章 生き延びるためのポストキャピタリズム
おわりに――Think Big!



これで、、、2007年07月13日以降(4465日)、、、
読んだ本   991冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 240337ページ(1日平均53ページ)



具体的な施策はなく、机上の空論・・・

労働と生産活動はロボットとAIが行い、人々は芸術的、あるいは哲学的に生きる、そんな素敵な未来がくる?
このまま資本主義、新自由主義が突っ走れば、格差はどんどん進み、労働と生産活動をロボットとAIに奪われた99%の人々は生産されたモノを買うこともできずに野たれ死んでゆき、1%の富裕層とロボットとAIだけの世界になってしまう?しかしその世界では環境破壊もどんどこどんどこと進み、ついには1%の人すらも生きていけない世界になってしまう?
どちらの世界へ向かうのか、今がその大分岐点のとき・・・
しーゆー。