イスラム国の正体

イスラム国の正体 (ベスト新書)
黒井 文太郎
ベストセラーズ
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シリア人を妻にしていて自身もシリアに何度か言っている著者ではありますが、イスラム国の内部のことがわかっているわけではなく、外側から各種情報をとりまとめたものです。しかし、その出発点から現在までの道筋がよくわかります。
結局内部のことはまったくわからないに等しい。
シリアにしてもイラクにしても、政府と反政府組織とイスラム国という三つ巴の複雑な状況、シーア派とスンニ派というイスラム教の中の宗派の対立を抱え込んでいて、一筋縄では理解できそうもありません。
やみくもに恐れるのもよくないけれど、対岸の火事と無視するわけにもいかなくなってきています。
いずれにしても非道きわまりない彼らの行動を許すわけにはいかないわけですが、だからと言って、アメリカとともに自衛隊が爆撃に出向くわけにもいきません。

~ もくじ ~

プロローグ - 内戦が生んだ自称国家
第1章 殺しの軍団
第2章 「イスラム国」-その出自と成長
第3章 怒涛の進撃
第4章 オバマvsイスラム国
第5章 イスラム国の知られざる実像
第6章 ネット戦略と海外ネットワーク
第7章 イスラム国はなぜ残虐なのか
第8章 イスラム国の今後
エピローグ - 「遠い国」で今、起きていること

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2727日)、、、
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book20141229
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