本当は怖いソーシャルメディア

本当は怖いソーシャルメディア (小学館101新書)
山田 順
小学館
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ソーシャルメディアが抱える暗黒部分をこれでもかこれでもかと・・・という本ではありません。

ソーシャルメディアって便利そうで、裏で個人の行動履歴が全部集められているんだよというお話。
したがってそうと知っていて使う分には問題ないわけだけど、
今後その蓄積されているデータがどこでどういう使われ方をするかわからないという怖さは残ります。
一部極端に描かれていて信憑性にちょっと欠ける部分がありますが、
巷に溢れるソーシャルメディアによるバラ色の未来よりも、
現実に近いのはこの本のほうでしょう。

紙の本を買う人と電子書籍を買う人の違いなどは中々面白いです。

~ もくじ ~ 

はじめに
第1章 フェイスブックの落とし穴
第2章 シリコンバレーを占拠せよ
第3章 グーグルの挑戦と野望
第4章 ソーシャルメディア礼賛論の罠
第5章 電子書籍ガラパゴス村
第6章 新聞なき世界で起こること
第7章 目前に迫るメディア融合時代
第8章 ビッグブラザーが支配する監視社会
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

もっとむき出しに言えば、おリコウさんたちがおバカを支配し、そこから収益をあげていることになる。(P62)

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

「いまのところ、あなたのプライバシーが守られているのは、単にあなたが危険人物ではないから、ほかの誰かにとって取るに足りない存在にすぎないから」と、言うしかない。(P212)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1709日)、、、
読んだ本   328冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 74793ページ (1日平均43ページ)

読書メーター – atasinti

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