講談社
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ニーチェが唱えた理論の解説書?
いや、これはニーチェ賛歌の本ですね。
小泉に騙され、民主党に騙され、そして今度は橋下に騙されようとしている、
自分が無知であることに恥も外聞もなく自分は素人だと平気で語る閣僚、
そんな今の日本の社会と全く同じ様を、
ニーチェが民主主義の末路として書いていたというのはちょっとした驚き。
一方でニーチェは極端な選民主義者。
一握りの賢者が大多数の大衆を統治することを理想としていた。
この本の作者は、そんなニーチェが「大衆」と呼んでいたものを「B層」と呼んでます。
ここで注意が必要なのは、マーケッティングで使われているB層のことではなく、作者自身の定義によるB層のようです。
マスコミ報道に流されやすい「比較的」IQが低い人たちのことだそうです。
読んでいてなんとなく気分が悪いのは、私もまたB層の人間だから?
あの政治家はB層政治家でバカだ。
あの音楽家はB層音楽家でバカだ。
あいつもこいつもB層でバカだ。
バカだ、バカだ、バカだ、バカだ、バカだ、、、、
と次々にけなしまくりです。
そういうあなたは何者だ?
あなたはそんなに偉いのか?
そんなあなたが書いたこの本もまた、典型的なB層の本。
自分自身があなたがいうところのB層であることに気が付いていない。
しかたないよね、だって、それがB層だもん。
~ もくじ ~
はじめに 神は死んだ!
第一章 どうして今の世の中はおかしいのか?
第二章 ニーチェの警鐘
第三章 B層グルメとBポップ
第四章 知識人はなぜバカなのか?
第五章 B層政治家が日本を滅ぼす
おわりに 区別をすること
参考文献
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
B層は何度でも同じ詐欺に引っかかります。DV男やヒモから離れられない女と同じで、別れても別のDV男やヒモを見つけてきます。(P36)
~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)
なお、民主党のマニフェストは典型的な広告詐欺に当たります。「一週間で一〇キロ痩せる」「水晶を買うとガンが治る」といった類の虚偽・誇大広告です。(P148)
これで、、、2007年07月13日以降(1840日)、、、
読んだ本 365冊 (1日平均0.2冊)
読んだページ 83595ページ (1日平均45ページ)
読書メーター – atasinti
“ニーチェの警鐘” への1件のコメント