ポケモンGOは終わらない

ポケモンGOは終わらない (朝日新書)
西田宗千佳
朝日新聞出版
売り上げランキング: 5,930

ポケモンGOの人気の秘密について、ゲームの側面から、技術的な側面から、ビジネスの側面から探っていきます。
しかし、私の周りでは、ポケモンGOが日本でも開始された早々にはやっている人が結構いましたが、今でもやっている人はもうほとんど見かけなくなりました。完全にブームは去った気がしますが、もともと母体がすごく大きかったので、今でも続けている人はそれなりの数になっていて、ビジネス的にも潤っているんでしょうかね。

~ もくじ ~

はじめに
第一章 海を渡ったポケモン
第二章 「ポケモノミクス」の正体
第三章 ポケモン・ツーリズム
第四章 ポケモンGOが見せた「マルチレイヤー化社会」
おわりに
参考文献
写真・画像出展

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3417日)、、、
読んだ本   765冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 182955ページ(1日平均53ページ)

book20161118
atasintiさんの読書メーター
 

人間の煩悩

人間の煩悩 (幻冬舎新書)
佐藤 愛子
幻冬舎 (2016-09-26)
売り上げランキング: 55

佐藤愛子さんのこれまでの著書の中から名文を選んで集めたものです。
心がほっこりします。
すばらしい人ですね。
ただ霊界の話はちょっと・・・
 
~ もくじ ~

第一章 人間とは
第二章 人生とは
第三章 男と女とは
第四章 子供とは
第五章 あの世とは
第六章 長寿とは
あとがき
出展作品一覧

~ なるほどなページ ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

男には人間的愛嬌があった方がいい。へたをすると愛嬌になる前に軽蔑されるという瀬戸際を危うくやり過ごして、マイナスを愛嬌にまで高めるのが男の修業いうものであろう。(P16)

~ もう一つなるほどなページ ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

優しさがなくなったから、思いやりや気配りをうるさくいうようになったんじゃない。思いやりや気配りをあまり煩くいうものだから、本当の優しさが出てこなくなった。(P47)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3413日)、、、
読んだ本   764冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 182755ページ(1日平均53ページ)

book20161113
atasintiさんの読書メーター
 

不平等をめぐる戦争

不平等をめぐる戦争 グローバル税制は可能か? (集英社新書)
上村 雄彦
集英社 (2016-10-14)
売り上げランキング: 30,314

ほんの一握りの金持ちや大企業はタックスヘイブンで租税回避をして払うべき税金を合法的に払っておらず、ため込んだお金でマネーゲームをしてさらに私腹を肥やしている。他方、貧しい民衆はまじめに税金を払っても払ってもそれが自分たちの生活をよくするには足りておらず、さらに消費税増税などで税金を払う目に合っている。こうして格差は広がっていく一方である。
そんな格差はなぜ生まれるのかというと、人もモノもグローバルに国を超えてまわっているのに、税法がそれに追いついていないからである。ということで、グローバル税制の推進活動を行っている著者がその仕組みや展望について語ってくれます。EUでのグローバル税制の方向に期待を寄せています。

しかし、アメリカはまったく乗り気ではない。おまけに今度大統領になる人ときたら、アメリカさえよければ他の国のことなんか知ったことじゃないっていうような人だったりするわけで、まだまだ道のりは遠いようです。
またアメリカべったりの日本も腰が重いようです。

タックスヘイブンに埋まる大金に税金をかけることができる日はくるのか。

~ もくじ ~

はじめに
第一章 パナマ文書の衝撃
第二章 富の偏在を可視化すること
第三章 グローバル・タックスの可能性
第四章 グローバル・タックス実現のためのステップ
第五章 政治と現実を動かすために
第六章 グローバル・ガヴァナンス -EUの夢
おわりに 不平等と闘う人々
あとがき
参考文献

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3410日)、、、
読んだ本   763冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 182550ページ(1日平均53ページ)

book20161111
atasintiさんの読書メーター
 

日本史のなぞ

日本史のなぞ なぜこの国で一度だけ革命が成功したのか (朝日新書)
大澤真幸
朝日新聞出版 (2016-10-13)
売り上げランキング: 7,715

日本ではなぜ革命はおきないのか、そんな日本で一度だけ革命に成功した人が北条泰時であり、なぜ彼のやったことが革命なのか、それを細かく説明しています。
確かに北条泰時は朝廷のなかの誰かと手を結ぶこともなく上皇や天皇と争い、勝利した人ではありますが、そしてその後彼が作った御成敗式目はすばらしい法律だったかもしれませんが、でも北条泰時は上皇軍を破った後、自分が王になったわけではなく、結局は天皇と言う権威の下の幕府と言う権威のさらに下の執権であり続けたわけで、国家の体制は何も変わっておらず、やはり「革命」と呼ぶのは無理があり、「改革」と呼ぶのがいいところではないかとこの本を読んでも疑問に思うおとうさんなのでした。
 
~ もくじ ~

まえがき
Ⅰ 革命家はただ一人
 1 革命とは
 2 革命なき社会
 3 唯一の革命家
 4 ふしぎな好評価
Ⅱ 東の革命/西の革命
 1 伝わらない一書
 2 革命を否定する革命
 3 革命の反復の反復
Ⅲ 天皇なき天皇制
 1 天皇というなぞ
 2 きこしをす者
 3 日本的革命の論理
やや長めのあとがき

 
 
読書メーターがメンテナンス中のため読書の記録は省略。

book20161109
 
これは何をしている絵なのだろう(笑
 
 
~ 追記 ~ (2016.11.10)

メンテナンス中野「読書メーター」ですが、スマホ用のページは動いていてPCからもアクセス可能ということだったので、スマホ用ページから登録しました。

これで、、、2007年07月13日以降(3409日)、、、
読んだ本   762冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 182326ページ(1日平均53ページ)

book20161109-2
atasintiさんの読書メーター

あれっ?
いつも最後の桁がおりかえっていてページ数がちゃんと表示されていなかったグラフの縦軸の数字がちゃんと表示されている!
 

ポケモンの神話学

babymetal20161103

ポケモンの神話学 新版 ポケットの中の野生 (角川新書)
中沢 新一
KADOKAWA (2016-10-20)
売り上げランキング: 9,659

1997年に書かれた本「ポケットのなかの野生」に序文を追加して新書版として出されたもの。したがってこの本で扱うポケモンはスマホゲームの「POKEMON GO」もアニメのポケモンでもなく、ゲームボーイのゲームのポケモン。
最初のポケモン開発者へのインタビューの内容はおもしろいけれど、そのあと延々と続く、専門用語を並べ、ポケモンの世界をむりやり心理学や宗教学や神話学、人類学などと結び付けている話は、とってもとっても退屈でわかりにくーい内容です。
「POKEMON GO」人気にあやかって古い本を新書版として出した商戦にまんまとひっかかってしまったおとうさんです。

本の内容とは関係ありませんが、ポケモンゲームは他のゲームと大きく異なる点があると思います。
ロールプレイイングゲーム(RPG)にしてもシューティングゲームにしても、プレーする人はゲームの中で戦う本人になり、負けるとそこでゲームオーバーです。しかしポケモンゲームは自分は戦わず、戦うのは捕獲したポケモンであり、負けてもゲームのなかの自分が傷つくことはなくゲームオーバーにもなりません。
そんなポケモンゲームが世界中で子どもたちに受けたということの意味についても、掘り下げてみてほしかったなぁ・・・
 
~ もくじ ~

新版のための序文
プロローグ
第1章 インベーダーゲーム革命
第2章 モンスターの誕生
第3章 RPGのエロスとタナトス
第4章 『ポケモン』の手柄
第5章 今日のトーテミズム
第6章 ゲームの世界の贈与論
エピローグ
あとがき
「ポケモン」の原景 田尻智

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

そういう世界で、ゲームの世界は「野生の思考」にとってのアジール(避難場所)としての働きをしているのだ。あらゆるアジールがそうであるように、そこには頽廃と失敗の危険がみちみちている。そこにときおりだけれども、傑作が出る。希望はつねに危険の中にこそ宿るものなのである。(P152)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3402日)、、、
読んだ本   761冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 182126ページ(1日平均53ページ)

book20161103
atasintiさんの読書メーター
 
 
ポケモン関係の本を読んだら、おかしな絵を描いてしまった(^^;
へたな絵でごめんなさい。
 
 
Google Photosのアルバム「We are BABYMETAL!」にも絵を追加しました。
 

非モテの品格

非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か (集英社新書)
杉田 俊介
集英社 (2016-10-14)
売り上げランキング: 6,656

男に生まれてきたことによって生じる息苦しさのようなものを掘り下げていきます。よ~くわかります。
でも、男がどうのこうのという話よりも、後ろの方のケアワーカーとして感じた話の方が心にぐっときました。
ケアする側も実はケアする相手によって助けられているという話は、私自身が自分の子どもが生まれて成長していくにつれて、子どもを育てることによって実は親の方も成長させてもらっていると感じたことに繋がっている気がします。
また痴呆などは「病気」ではなく実は生きていくために身体が選択した状態ではないかという考え方も面白いと思いました。

~ もくじ ~

第一章 男にとって弱さとは何か?
第二章 男のルサンチマンについて -非モテの品格?
第三章 男のケアと子育てについて -そして父になる、男になる
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

つらいものはつらい。淋しいものは淋しい。それらの気持ちに「男らしく」黙って耐えなくてもいいのだ。何もかもを男同士の猥談や冗談のネタにしなくたって、いいんだ。自分の中には、確かに、悲しみも怨恨もある。そのことを抑圧したり、否認したりしなくたっていい。(P114)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

かって二〇世紀は「難民の世紀」と呼ばれたこともあったが、二一世紀の今、グローバルな少子化/ニーズの多面化/医療関連技術の高度化などが進んでいく中、人類は未曽有の<ケアの世紀>へと足を踏み入れたのかもしれない。(P156)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3401日)、、、
読んだ本   760冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 181942ページ(1日平均53ページ)

book20161102
atasintiさんの読書メーター
 

2016年10月の読書のまとめ

4か月連続で目標の2000ページ超えだ!
\(^O^)/

2016年10月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2172ページ
ナイス数:0ナイス

本当に偉いのか あまのじゃく偉人伝 (新潮新書)本当に偉いのか あまのじゃく偉人伝 (新潮新書)
読了日:10月30日 著者:小谷野敦
ボブ・ディラン解体新書 (廣済堂新書)ボブ・ディラン解体新書 (廣済堂新書)
読了日:10月26日 著者:中山康樹
スマホが神になる 宗教を圧倒する「情報革命」の力 (角川新書)スマホが神になる 宗教を圧倒する「情報革命」の力 (角川新書)
読了日:10月24日 著者:島田裕巳
人はなぜ不倫をするのか (SB新書)人はなぜ不倫をするのか (SB新書)
読了日:10月21日 著者:亀山早苗
「その後」が凄かった! 関ヶ原敗将復活への道 (SB新書)「その後」が凄かった! 関ヶ原敗将復活への道 (SB新書)
読了日:10月18日 著者:二木謙一
問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論 (文春新書)問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論 (文春新書)
読了日:10月13日 著者:エマニュエルトッド
意志を持ちはじめるロボット (ベスト新書)意志を持ちはじめるロボット (ベスト新書)
読了日:10月8日 著者:中谷一郎
ブッダと法然 (新潮新書)ブッダと法然 (新潮新書)
読了日:10月7日 著者:平岡聡
反オカルト論 (光文社新書)反オカルト論 (光文社新書)
読了日:10月3日 著者:高橋昌一郎

読書メーター
book201610-1
 
 
~ ここ2年間の月別読書量の推移 ~

book201610-2
book201610-3
 
 
~ 読書メーターに登録した2007/7以降のの月別1日当たりの読書ページ ~

book201610-4
 

本当に偉いのか

本当に偉いのか あまのじゃく偉人伝 (新潮新書)
小谷野敦
新潮社
売り上げランキング: 1,339

もっと痛快な本かと思いましたが、、、
「私は誰それのこういうところが嫌いだ」と重箱の隅をつつくようなことでネチネチと批判を繰り返していて、読んでいて気分が悪くなってくるような、そんな本なのでした。
取り上げている人も、ナポレオンや坂本竜馬も取り上げていますが、多くは文筆業の方々で、もともと偉人と呼べるような人たちではないんじゃないかと思う人が多かったです。
こいつはえらくなんかないと言うその基準は、自分が好きか嫌いかのようです。
特に江戸時代や明治時代が嫌いで中世以前の日本が好きなようです。
そういうお前は何者なんだ、と言いたくなる本でした。
そんなお前は何者かって?
すいません、休みと言えば昼間っからビールを飲んでいる困ったおとうさんです(^^;
 
~ もくじ ~

はじめに
第一章 上げ底された明治の偉人
第二章 本当に偉いのか偉人伝 世界編
第三章 本当に偉いのか偉人伝 日本編
第四章 誤解の多い偉人/評価保留の偉人
第五章 あまり知られていない偉人
第六章 本当は偉いぞ偉人伝

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3398日)、、、
読んだ本   759冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 181702ページ(1日平均53ページ)

book20161030
atasintiさんの読書メーター
 

ボブ・ディラン解体新書

ボブ・ディラン解体新書 (廣済堂新書)
中山 康樹
廣済堂出版
売り上げランキング: 22,829

ボブ・ディランが今年のノーベル文学賞を受賞したが、まったく連絡がつかないということがニュースになっています。
それはしかたないかもしれませんね、だってノーベル文学賞もそしてそれを受けることも、まったく「ロック」じゃないから。
でも、それならそれで「そんなものいらない」となぜ言わないのかって?
それはボブ・ディランがボブ・ディランだからなのでしょうか。
 
過去にノーベル文学賞を辞退した人にはジャン=ポール・サルトルがいるようです。彼は自分は文学者ではなく哲学者だから辞退したそうです。
しかし、ノーベル賞と言うのは、受賞後にホールで講演をしないと賞金はもらえませんが、受賞そのものを拒否することは実はできず、いやでも受賞者としてずっと名前が記録されるという話もどこかで読んだような・・・

さて、私自身にとってのロックは、The Beatles、The Rolling Stones、Deep Purpleといったブリティッシュ系ロックだったり、CreamやDerek and the Dominos時代のEric ClaptonやJimi Hendrixといったブルース系ロックだったので、ボブ・ディランはまったく聴いていませんでした。
なのでボブ・ディランはよくわかりません。

そんなボブ・ディランのことがこの本を読んでよくわかったかというと、よくわからない人であるということがよくわかったという感じでしょうか。
やっぱり、ミュージシャンは音楽を聴いてみないとわからないよね。
 
~ もくじ ~

まえがき
第1章 ボブ・ディランの現在地
第2章 ボブ・ディランのルーツ
第3章 ボブ・ディランのつくり方
第4章 エレクトリック・ディランの内側
第5章 ディラン伝説の解体法
第6章 ボブ・ディランの入り口
ディスコグラフィー
あとがき

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3394日)、、、
読んだ本   758冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 181478ページ(1日平均53ページ)

book20161026
atasintiさんの読書メーター
 
 
関連ニュース
ノーベル賞受賞も、連絡に応じないボブ・ディランは「無礼で傲慢」 しかし、実は続きがあった! – grape [グレイプ] – 心に響く動画メディア
news20161026
 

スマホが神になる

スマホが神になる 宗教を圧倒する「情報革命」の力 (角川新書)
島田 裕巳
KADOKAWA (2016-10-10)
売り上げランキング: 43,744

1日に何度も祈りをささげ(1日中スマホの画面を眺め)
神父さんの教えに耳を傾け(わからないことはすぐにググり)
教会に集う仲間と語り合い(TwitterやLineでいつでもどこでも語り合い)
帰宅したら神棚に祀る(帰宅したら充電器につなぐ)
そんなあなたの神様。

~ もくじ ~

はじめに
第一章 スマホの「人を動かす」力が宗教界を揺るがす
第二章 神に代わりつつあるグーグル
第三章 スマホが神から時間を奪う
第四章 スマホが与える「全能感」
第五章 自撮りはあなたを世界の英雄にする
第六章 スマホが人を救う
第七章 「新渡戸さん、スマホがあるじゃないですか」
第八章 決して沈黙しないスマホという神
おわりに
参考文献・資料

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3392日)、、、
読んだ本   757冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 181224ページ(1日平均53ページ)

book20161024
atasintiさんの読書メーター