「甘い生活」と聞くと、弓月光さんによる下着メーカーに勤務する男性が主人公のマンガを思い描くおとうさんですが、この本は弓月光さんの「甘い生活」とはまったく関係ございません。
この本に出てくる「甘い生活」とは1960年公開のイタリア映画のことでしたが、おとうさんはその映画を知りません。
と言っても、この映画のことが出てくるのは、この本の中の1話だけ、それもちょびっとだけです。
週刊プレーボーイの編集長をしていた島地勝彦さんのエッセイ。
良く言えば、カッコよく面白い話がいっぱい、悪く言えばくだらない話がいっぱい。
ただ、言葉の端々に「俺ってカッコいいだろ?」「俺ってダンディだろ?」という気持ちがにじみ出ていて、ちょっと辟易しちゃう部分も。
半分はウイスキーの話か葉巻の話かゴルフの話で、結局この世代にとってのダンディーな生き方って言うのは、葉巻をくゆらせながらウイスキーのうんちくをたれ、ゴルフのスコアを自慢するってことだったんだなぁ、などと思ったおとうさんなのでした。
この本の中で、もっとも洒落たお話は、塩野七生さんのまえがきかもしれない。
~ もくじ ~
島地さんと私 塩野七生
人生は冥途までの暇つぶし
元気に生き抜くことが正義である
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(省略)
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一つ屋根の下で暮らすと、オスとメスの関係は消滅する
人生は恐ろしい冗談の連続である
あとがき
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