サイバー時代の戦争

サイバー時代の戦争 (岩波新書)
谷口 長世
岩波書店
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サイバー時代の今日の戦争の実態について、とてもよくわかります。
作者は世界の戦場や遠隔の作戦本部などを駆け巡ってそれらを調べてきています。
ロボット兵器そのものだけに焦点を当てたものではなく、それを含むシステムの全体像に迫ります。
そして、よくある、ただ脅威を煽るものでもありません。

そうは言っても、まだまだ隠されていることも多く、ココに語られている以上の進化が密かに進んでいる可能性もあります。

無人攻撃機というと、遠隔で操作していると思いきや、すでに自分で判断して攻撃するところまできている。
((((;゚Д゚))

こうした複雑にサイバー化された戦争の網の中に日本もじわじわと組み込まれて行っている。
それは軍隊に限らない。各種産業と密接に絡んでいる。
そしてその裏には、やはりアメリカの資産家やグローバル企業の影が。。。
(´・ω・`)

~ もくじ ~

はじめに
第1章 サーバー戦争最前線
第2章 ロボットと透明戦争
第3章 アフガン・サイバー戦争の旅
第4章 透明な新国際秩序
第5章 日本ならではの道
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

ハッカーたちは決して悪い連中じゃありませんよ。だって、彼らはわれわれに仕事を与えてくれるもの!(P38)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

(便利になっていい)という思いと、(なんかへんだ)という思いが半々の暮らしになっていくのではないだろうか。すっきりと「便利だ」と喜べないのは、この「便利さ」の価値感の決定がサイバー社会のこちら側になくて、つかみどころのない向こう側任せになってしまっている点に言いようのない不満があるからだとおもう。(P180)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2032日)、、、
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book20130202
読書メーター – atasinti

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