八紘一宇

八紘一宇 日本全体を突き動かした宗教思想の正体 (幻冬舎新書)
島田 裕巳
幻冬舎
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今年の3月の衆議院予算委員会で自民党の三原じゅん子議員が突然持ち出した言葉。
戦前の軍部が日本の海外侵略を正当化するスローガンとして使われ、戦後しばらくはGHQによって使用禁止だった言葉。
そんな「八紘一宇」は日蓮宗の思想を示したもの。
この本は「八紘一宇」という言葉について書かれた本というよりは、日蓮宗の思想や団体について書かれた本。
日蓮宗にはいろいろな団体がありますが、日蓮宗が、そしてその支持団体がいかに排他的で右翼的で危険をはらんでいるのかがよ~くわかります。もちろん、あの巨大な学会もその一つ。

~ もくじ ~

はじめに
第1章 八紘一宇と団体
第2章 田中智学の日蓮主義と国体論
第3章 宮沢健治の法華文学
第四章 石原莞爾の満州国
第5章 日蓮の誘惑
第6章 神憑りする魔王、北一輝
第7章 井上日召と血盟団事件
第8章 「死なう!死なう!」
第9章 国立戒壇という亡霊
おわりに

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2948日)、、、
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book20150807
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