浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか

浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか (幻冬舎新書)
島田 裕巳
幻冬舎
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日本の仏教の数多ある宗派のそれぞれの歴史をかるーくおさらい。
各宗派の成り立ちや違いがそこそこわかります。
もしかしたら、日本の仏教について、もっともきれいに整理されたものかもしれません。

ただ、本のタイトルから、もうちょっと浄土真宗が多い件について突っ込んだ本かと思ってたので、その点はちょっと残念かも。

~ もくじ ~ 

はじめに
序章 仏教において宗派とは何か
第1章 日本仏教宗派の源流、南都6宗(法相宗、華厳宗、律宗+聖徳宗)
第2章 仏教の総合大学、比叡山の天台宗
第3章 謎多き密教のスーパースター空海の真言宗
第4章 元祖・念仏信仰、浄土宗
第5章 親鸞が開いた日本仏教の最大宗派、浄土真宗
第6章 さまざまな禅文化が花開いた臨済宗(+黄檗宗)
第7章 葬式仏教の生みの親でもある道元の曹洞宗
第8章 2度も流罪に処された日蓮の日蓮宗
第9章 その他の宗派(融通念仏宗、時宗、日蓮正宗)、そして新宗教と葬儀
おわりに 浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか
参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

このように、宗教法人は認証されるものであるにもかかわらず、多くの人たちは認可されるものと誤解している。認可だと、厳格な基準を満たしているわけで、国がその存在を許したことになるが、認証には厳格さはそれほど求められない。したがって、宗教法人格をもっていても、国の後ろ盾を得ているというわけではない。(P27)

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

それぞれの人間が所属する宗派は、現在でも家を単位として決定される。個人が宗派を選ぶというケースはかなり稀である。(P222)

 

これで、、、2007年07月13日以降(1741日)、、、
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